今までお手伝いした脱走捜索でも

多々あった出来事ですが、

みーちゃんがいなくなった地域は

不特定多数の猫にご飯をあげている人がいます。

 

 

 

「地域猫活動」のように

繁殖制限手術→猫が増えない

おき餌をしない餌やり→猫がごみを荒らしたりしない

トイレ設置→猫の糞尿被害を押さえる

 

をしているような方々は

意味が分かってみえるし

地域の環境についても配慮しています。

毎日地域猫活動を行うのは大きな労力。

そういった方々が

いわゆる「流入」と呼ばれる管理外の猫が現れたときに

すぐに対応してくれて

結果、迷子猫が見つかるということがあります。

冬に行ったトランちゃんの捜索では

管理をやっている方々が

迷子捜索のチラシを常に持って

管理外の猫を確認するという作業が

チラシの折り込み後すぐに

自主的に行われていたほど。

 

 

迷子の猫は生きるのに必死です。

どこかご飯のある場所を見つけたら

そのテリトリーに入れても

入れなくても、ほんの少しでも

おなかを満たそうと通うはずで、

そこに通う時間以外は

どこかにひっそりと隠れていたりするのです。

 

 

 

私たちはこの問題の解決策として

地域の方々に説明のお手紙を配り

行政にもお話を通して

繁殖制限手術を行っていくことにしました。

みーちゃんを探し出してから

現場に入るたびに見たことがない猫に会う・・・

これはかなりの頭数がこの地域にいるということです。

 

 

お外にいる猫ちゃんを全部室内保護できたら

ベストでしょう、でもそれは限界があります。

ならばかわいそうだからとご飯だけあげる

いつきてもごはんがあるようにと

たっぷりのおきえさ・・・

本当はどんな猫が何匹その餌場に通っているのか

わからないまま、仔猫はどんどん産まれていく。

 

ごはんをあげることで、

人間側の精神的に満たされない何かを埋める話はもう有名ですが

こういったマナーのないえさやりは誰の為なのかな?

不特定多数の猫に結果的にご飯を食べさせている人は

食べさせないという選択をするのではなく

猫を管理していく方向に動いてもらえると

助かります。

人により考え方は様々ですが、

ともかくみーちゃん探しにくいんです・・・。

 

 

(トレイルカメラの設置などの様々な方法は検討しています。みーちゃんの飼い主さんは目撃情報を待つだけでなく、夜間や早朝の捜索を続行してみえます。地域の方々にはたくさん助けていただいています。今後もご理解・ご協力をお願いいたします。)