色々な方が気にして下さったこの猫さん、

行政への届け出から3か月が経過しましたので、

里親募集に切り替えたいと思います。

 

コンビニに猫がいる・・・

という話を最初に聞いたのは

個人ボラさんからの情報。

日にちはすでに2週間弱経過していました。

情報を知った=すぐに保護できるわけではなく

ひとまず探しているであろう飼い主さん探しが始まっていました。

ただ、皆さんも同時に懸念していたのは

人に慣れた猫がいる場所を不特定多数の人に知らせるということ。

でも、知らせないと見つからないし・・・

 

このタイミングで我が家の保護部屋が1つ空いたので

まずは状況をコンビニの店長さんに確認してみました。

すると、すでに飼い主が見つからなかったときに

引き受ける方まで決まっていると!

 

そのあと数回近くを通るたびにその猫の様子を見に行きました。

私だけでなく、気にしていたボランティアさんが何人か足を運んだけれど

いつまでたってもコンビニにいるんだよね・・・。

ということで、病院と様々な調整を行いコンビニや行政にも手続きをして

引き取ってきたのですが、

なんとここにきて

「飼い主が見つからなかった時に引き受ける」人の話は

NGとのこと。

 

 

 

 

 

 

誰かの飼い猫かもしれないけれど

保護部屋に隔離していれるにも

初期医療はしなくてはいけないし、

衛生状態も悪かったため

 

血液検査

駆虫

ワクチン(初年度と予測して2回目も終了済み)

去勢手術

ウイルスチェック

爪切り

 

をして保護部屋に入ってもらいました。

 

 

私には苦い思い出があります。

昔、

同じような状況の猫さんを

上手に飼い主さんまでリレーできなかったことです。

いまだに保護について考える時に思い出します。

基本的に「保護団体」ではないのですが

こういったどうにもならない話がちょくちょく来るのです。

 

 

 

 

ひとまず情報の拡散を引き続き行い

新聞折込も2500枚行いました。

 

 

牛柄なので仮名は「うしたろう」

最初はご飯にしか興味がなく

早食いで飢えた経験のある猫だとすぐにわかりました。

どんな環境にいたのか

飼い主から離れた後に

怖い思いをしたのか

私とのコミュニケーションのなかで

恐怖から嚙んだこともあり

この子には「人間」がご飯を持ってくるものでしかない。

「うしたろう」には本当の意味で

人間と仲良くなってほしいと思いました。

 

年配の飼育者が世話ができなくなった猫を

その家族が遺棄したり、

気まぐれでご飯だけあげてる猫に

首輪をつける人もいます。

いきさつはうしたろう以外わからない。

 

このあと頭にあった傷付近の毛が抜けて

通院したり

 

ガラス越しといえど

我が家のここあと遊んだりできるようになり

抱っこもおんぶも爪切りも

毎朝抱きついてキスまでしてくれるようになり(笑)

すっかり慣れたら3か月という経過です。

 

募集は本日より開始

譲渡条件があります。

 

090-3830-9775(大口猫の会)