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独女の独り言

頑張っている様に見せて頑張ってないよ。

ここには日々の出来事を書いてゆく。

今思うと、私の小・中学生時代は人間関係トラブル続きで何の楽しい事もない寂しい日々だった様に思う。クラスメイトの面々も特に変わらないので中学に上がっても悪い事も良い事も続く。特に中3の1年間は辛かった。グループからハブかれ、修学旅行も泣きながら家に帰った記憶がある。そんな私にも1つの希望があった。片田舎だが、高校になると色々な地域から学生が集まる。受験する学校は前から決めていた。そこで生まれ変わろうと思った。いわゆる高校デビューである。


結論から言うと、その高校で親友となる人達と出会い、クラス替えの無い3年間はピカリと光る宝物の様な思い出となったのだが、その思い出の中の1つに、大人になってから「いいんか、それw」と思う事がある。


高1の秋、私達は保健室に遊びに行き、当時40代半ばであろう女の保健師とよくおしゃべりをしていた。私は小さい時からある一定の大人から異常に嫌われる体質であり、この保健師も私だけを気に入って無い事はほかの友人達に対する態度と私への差があまりにもある事で薄々感じていた。そんなある日、彼氏の話になった。私は正直に、これまで誰ともお付き合いした事が無い事を言った。要するに、まだバージンだって話を。他にもう2人、この場には同じくバージンの子がいたのだが、この保健師は私に向かって


「はぁ?ダッセェ」


と言い放ったのである。からかうとかではなく本気のトーンで。私はこの時どうやって返したのかな。ハハハ…って自分で茶化した気がする。他の事が楽しかったのでそんなにダメージを受けなかった記憶もあるが、この保健室を後にした時、友人が私に近付いてそっと言った。


「K(保健師)の言ってる事、気にするんじゃないよ。急いでするもんでもないし。でも、どうしてもあんたが気になるなら…うちの彼氏を貸そうか?」と。


私はまず、「それはあんたの彼氏に失礼だべ」と丁寧にお断りした。そして先程の保健師の言い草に、私以上に友人が傷付いていた事、そして考えた結果「自分の彼氏に頼もうか」という案にたどり着いた事。全ての優しさが私をフンワリ包んでくれた気がした。世の中には、この行動は私への憐れみやマウントと取る人もいるかな。でも当時の彼女の表情や声色を思い出すと、優しさの塊だった。そんな友達今までいなかった。


いい大人になってからその話を友人にすると、案の定記憶が無い様だったが「優しいじゃん、私」と自分を褒めていた。そして結局出番も無く、また拒否権も無さそうな当時の彼氏の話をして笑った。この保健師にはもう一発、パンチを喰らわされた様な話があるのだがまた別の時に。


今はこの親友の娘も交えて、一緒に旅行に行ったりしてるよ。休み明けへの恐怖・朝起きる事への恐怖・仲間外れにされる心配の無い学校行事の数々…当たり前の事かもしれないけど、私にとってこの高校生活はとてもありがたい最高の思い出となった。