やすらぎの郷とは裏腹に孫と同じくらいの年齢差の恋愛やら、やすらぐどころか他人のうわさ話に聞き耳を立てたり、その日の出来事はアッという間に拡散するところなんざシャバと同じドラマが展開されて面白かったですな。ウチは録画しておいて夕飯のときにみていましたが土日はやっていませんでしたから物足りない週末でした。話題、満載のドラマも9月でおしまいだそうですね。倉本 聰を石坂浩二が演じ、恋愛関係にあった加賀まりこや浅丘ルリ子が絡み八千草 薫、

 

有馬稲子、野際陽子、五月みどり(順不同)男性陣は藤 竜也、山本 圭ミッキーカーチスなどが出演してハウスを引っ掻き回すんですが、なんでもテレビなどに関連した仕事をしたひとの老後は賄い付きで面倒をみるという設定の館なんです。全くの架空の話かと思っていましたらヨーロッパのウイーンにはクラッシック演奏者のOBがはいる老人ホームがあるんだそうですね。まあ、昼ドラでこれほど話題が出るようなキャストのギャラも大変だったそうですが、タダでもい

 

いから出たいといってきた役者もいたそうですよ。それにしても、これだけ年を重ねた人が大勢いると最後まで完走できるのかマジ心配だったそうですね。事実、野際陽子がお隠れになったあとは彼女のセリフを出演者で割り振って繋いでいったそうで、ヤング中心のドラマでは考えられないことではありますね。さて話題が尽きなかったドラマでしたが、私が頭にきたのは孫が突然訪ねてきて石坂の血圧が200になってしまうような話をします。それは51歳と父親よりも年

 

上の男性と恋仲になって、そのうえ妊娠中。奥さんと離婚の訴訟中でそのお金が1500万円足りないから遺産の前渡しをと同行男のまえで言うシーンがあって石坂は泣きながら”そんなお金はない!”と叫ぶんです。あたしゃ、画面に向かって”そうだ、そんな銭なんかあるか、あってもやるか!”と毒付いてしまいました。昔アプレガールで名を売っていた加賀まりこも”そうよ!”と二人を睨みつけながら口走っていたのには笑ってしまいました。まあこのドラマでわ

 

かったことは当時は銀幕のスターとして、おしっこもしないと思っていたスターも年をとれば皺も寄り、目や鼻から汁が出る。周囲を気にしたり考えることは一般人と同じだと感ずかせた倉本の脚本の深さを思い知らされたドラマでしたねえ。このドラマが打ち止めになったら、今まで年配の方には未開の時間帯だった昼ドラを「やすらぎの郷」をみるようになった中高年の善男善女をこのまま放置する手はないと思いますから、また装いも新たに、人生のフィナーレを飾る中高年向けのドラマが再登場するんじゃないでしょうか。

「先寝るぞ」「安らかにね」と返す妻 朝倉 道子(女/埼玉

 県/71歳/主婦)                 代読 ぐっさんハイ

結局、浅丘と石坂は倉本が伴走する形で浅丘の両親の了解を得て結婚した。ではそのくだりから二人のおしゃべりに耳を傾けてみましょう。浅丘:その後、倉本さんが、脚本を務めた番組で共演して、わあ、なんて物知りなのって。天体のことから美術のことから、いろんな分野で博学で。私は中学2年のときにこの世界に入ったから何にも知らないわけですよ。こういう人と一緒にいたら勉強になるなあと思っていたら、あちらのほうから私のほうに寄ってきて。阿川:おっ。仕事

 

仲間以上に。じゃあ、倉本さんは浅丘さんと石坂さんの馴れ初めもよくご存じだったんですね。浅丘:だから「やすらぎの郷」のセリフにも”これ私たちが言ってたり、やったりしたことだ”ってところがたくさんあって台本を読みながら大笑いをしてました。阿川:あははは、思い出話をしながらドラマをやってるみたい。でもホント失礼な話ですが大物カップルの組み合わせで果たして上手くいくのかという声も多かったと思いますけど。浅丘:それが30年弱も続きましたか

 

らね。当時、私は石原プロに所属してたんですけど後で
聞いたらスタッフたちが離婚するかどうかで賭けをしてたらしいの。1年経っても2年経っても別れないから”俺たちどうなるんだよ”とか言ってたみたい(笑い)。阿川:30年後にお別れになったときも険悪な場面はまったくなかったとか。浅丘:離婚するときの記者会見までにも二人で冗談を言って笑い転げていました。阿川:確か、そのとき石坂さんは親の介護を女優である浅丘さんにさせるわけにはいかないとおっ

 

しゃって。浅丘:まあ確かに介護はできないし付き合っている人もわかっていましたけどね。阿川:ご存知でしたか。悔しいとか嫉妬心はなかったのですか?浅丘:なかったというより悔しい気持ちがなくなるくらい、ず~と私のことを見てくれましたからね。阿川:その後お会いになったことは。浅丘:全然。市川 崑さんのお葬式で見かけたぐらいで。で、「やすらぎの郷」の顔合わせで久しぶりに会ったんだけど皆さんの視線の痛いこと(爆笑)。阿川:アッ撮影の途中で、

 

野際さんがお亡くなりになって、、。病状についてご存知だったのですか?浅丘:全然。私たちとやってるときは、全くそういう気配は見せなかった。でもワンシーンを撮るたびに控室に行って酸素吸入みたいなのをされてたみたい。それである日、”野際さんは来られなくなりました”という話に

なり。阿川:まだ出番が一杯あったんですか?浅丘:まだ沢山ありました。だから野際さんのセリフをマリリンが言うように倉本さんが直したりとか。阿川:みんなでカバーして」。高齢化は芸能界にも容赦なく訪れるんですね。

  寝て練った良い句だったが朝忘れ 久保 静雄(男/埼玉

   県/73歳/無職)               代読 ぐっさんハイ

元亭主の石坂浩二でも素顔はみたことがないという浅丘ルリ子が阿川佐和子のインタビューに応えている記事が、今、時の人が発売時期になると眠れなくなる「文春砲」に載っていました。週刊誌は見ないという方に出前いたします。対談の中身は今、話題の「やすらぎの郷」が中心でした。アッ、日活時代はスーパースター石原裕次郎の相手役として数多くの映画に出演していたんですが、多くの人は裕次郎を誉めそやす文言が多かったのですが浅丘は”怒りの記憶がいっぱいあ

 

ります”と言っていました。”37本共演したことがあるんだけど、撮影を何回待たされたかわからない。前日、飲み過ぎているし、普段の撮影の移動中もよくビールを飲んでいたから、『裕ちゃん、ほら!あんまりビールを飲んだら、目が寄ってくるってば』って注意してた(笑い)。でもあんなにビッグなのに、その気配りの細やかさ、本当にすごかった”と帳尻を合わせていました。では、さっそく二人のおしゃべりに迫ってみたいと思います。阿川:現在放送中の

 

「やすらぎの郷」が評判ですね。浅丘:たしかに。驚いたのは20代の男の子が観てるって。男の子に話を聞くと”ストーリーが面白い、出てる人は浅丘さんと石坂さんと3人ぐらいしか知らない”なんて(笑い)。まあ20代じゃ知らないわよね。阿川:浅丘さんをはじめ、あの年代の名優が勢揃い。話がきたときにどう思われました? 浅丘:最初は倉本さんとご飯を食べに行ったとき”ルリちゃんさ、この年齢の人た
ちが集まって、老人ホームじゃないけれど、そのようなドラ

 

マをやりたいんだけれど”と、おっしゃっるから、面白そうねやりましょうと返事して、しばらくしたら倉本さんが台本を書いてこられて。メンバーをみたら「石坂浩二」と書いてある(笑い)。阿川:まさか元ご主人と共演することになろうとは(笑い)。浅丘:倉本さんたら、何も言わないでずるいわよって思ったけど(笑い)。正直、嬉しかった。共演するのは30年ぶりくらいかな。阿川:加賀さんは浅丘さんがご結婚なさる前、石坂さんと交際されてたんですもんね。しか

し、かって色々あった3人が同じドラマで集まるとは。浅丘:

 

だから、すごい話題でしょうよ。元々マリリン(加賀)と兵ちゃん(石坂)の恋人関係が終わったあと”ねえ、石坂さんがルリ子のファンで会いたいと言ってるけど”と言う話を持ってきたのがマリリンなのよ。阿川:ええっ仲を取り持った加賀さんなんですか!浅丘:そうなのよ、でも私は”いいけど、どっちかと言えばタイプじゃないのよね”って当時は
返事した(笑い)。というところで次回をお楽しみに。高齢者の出演にまつわる話も出てきます。


   お医者様パソコン見ずにオレを診て 佐藤 光紀

      (男/秋田県/74歳/農業)    代読 ぐっさんハイ