昨年、脚と背骨を骨折し、90歳で全身麻酔をして、

手術を頑張った義母。

 

彼女が、入院をして、家に帰れなくなって

1年以上が過ぎた。

 

入院中、どんどん痩せて義母が心配でかわいそうで

寂しかろうな

ご不便だろうな、

寝たい時に寝て、食べたい物を食べる生活ができないことは

地獄のようだなと感じていた私

 

一日も早く、自宅で、介護してやりたいと願うばかりだったのだが、

介護の、覚悟は私にはあるのだけれど

我が家の殿方には

自分たちが苦手な分野のため

実母なのに、自宅介護に、二の足を踏んで

中々帰れない。

 

まあ~彼らの体力や体調を考えれば

それも仕方ないのだが、

主人に関しては

眼が失明寸前だし、

ほとんど見えていない。

体力も、足腰も弱いから仕方ないのかなとは思う

 

しかし、何とか義母の面倒を見たい私は

昨日、何とか外出許可だけでも、頂くことに家族を説得して

義母を自分の店でゆっくりしてもらうことにした。

 

義母はおよそ一年ぶりの外出。

車の中で、主人の腕に抱きつき

『私の顔を観て~!私の顔を覚えていてよ~』と泣き顔

我が息子の迎えが嬉しくて、日々寂しいのだろう。

 

お墓参りをして、私の店へ行くというので

帰り道、義父の眠るお墓に寄った。

 

病院から、車に乗せた時にも思ったが

義母は随分軽くなった。

 

なんとなく、この軽さなら、おぶれるのでは?と感じて

義母をおぶって、車から墓石の前へ。

むかし、船舶振興会のコマーシャルで笹川会長が

お母様をおんぶした像があったな~と思いだす。

 

随分軽くなってしまった義母。

悲しくなる。

わたしの子供のころは、

兄弟をよくおんぶした。

おんぶはいいね。

相手との心が通う気がする。

義母は、私におぶられながら、

私の首もとで手を合わせ拝んでいた。

そして、『本当にありがとう』といってくれてありがたいこと。

 

軽くなった義母を背負いながら

一日も早く、手元で介護をしてあげれたらとより一層、願う夕暮れでした。

 

この日、主人に、『あなたが寝込んでも

私はあなたの大きさはおぶれないから

しっかり足腰鍛えておかないと寝たきりになって

地獄の病院生活になるよ!!!!』と主人を脅した(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

主人には鬼嫁のわたし。(;´∀`)