発明家 道脇裕さん

ご存じの方もおられることだと思うが
NHKの『仕事の流儀』で紹介さられた方。

 

仕事が終わって、何げなくつけたテレビで紹介されていた。
番組を観ていくうちに
すごいな~この人!!
と思い、心の残った。すごい。

彼は『発明家』という珍しい紹介で
ん????って思いながら番組を観ていたら
『緩まないネジ』を作ったとか!!!!


へ~緩まないネジってすごいの?!!って思った貴方!!!
そうなんですよ!
ネジって、ぐるぐる回して、締めて、緩めて使うものでしょう?
それが緩まないんだよ!!!!
聞いたとき、うお~!!!!っておもった!!!
(私の頭のネジは、ゆるみっぱなしだからね~!!!!)
(いや!!そんなことではなくて!)

ネジって。あのネジです。
スチール棚とか、椅子の裏側とか
いろいろなところで使われる。
椅子のネジなどは、私の経験では
毎日使っているうちに、ポロリとボルトナットが外れて
椅子が、ガタガタして、何度も何度も締めるのだけれど
すぐに緩む。
ネジは振動や衝撃で緩む。

更に、彼の、経歴がすごい!!!!
そして、考え方がなるほど~と感心したのでブログに書いてみた。

【彼の経歴】
小学校を5年生でやめた。
何故かというと、彼は、春休みとかに購入した、
教科書をすぐに最後まで読み終えて、完了してしまう。

それで、授業を受けていて、これって意味があるのか?!と、疑問を持ち
母親に、『今日から学校をやめるわ!』と言ってやめたそうな。
(止めさせてくれたお母さんもすごい。彼を信じているのだな~
このような状況の子供の気持ちを信じることは難しいことだよね。)
(六大煩悩の疑に対し、信じること)

それからは、新聞配達や、土方や工事現場などで働いて、収入を得ていたそう。
その彼が、31歳の時に事故をする。
事故の原因は、車のタイヤのネジが緩んでいたことだとわかった。
普通なら、そうなんだ。と思って、終わるところ、
彼は違った。そこに疑問を感じたのだ。
そして、調べていくうちに、
緩まないネジを作るのは不可能だと言われていることを彼は知る。

その時の彼の名言が、素敵だった。

『不可能って証明されてないのに、勝手に決めるのって、ちょっとおかしいですよね。
物理法則や、社会の状況と比して、不可能じゃないんであれば、可能性があるわけです。
それをイメージで軽々しく不可能を使うっていうのは、問題がある。
不可能の証明をしてから、不可能であると言うべきでだと思うんです。』(道脇)


『今まで歩いてきた先人たちの、功績の中で不可能なのであれば、
その外を考えたらいい。彼らが、やらなかった不可能の領域に答えがあるはず。』
という。
そして、彼は、『緩まないネジ』を作ろうとするのだが、
そのために必要なことを書きだしてみる。
そこに、彼自身が書きだした必要なリストは、
どこかで見たことがある。と彼は気づいた。
そう、それは、学校のカリキュラムそのものだった。

その時初めて、学校というところは、自分たちが、夢をかなえるために、
必要な基礎肯定を教えてくれているところなんだ。と思ったという。

そして彼は、学び、『緩まないネジ』を39歳で発明する!!

工事現場や、高速道路などの騒音装置などにも彼の発明が使われていて。
更に、宇宙開発などへの使用も期待されている。

長年、彼が工事現場などで働いてきたからこそ、
彼らの役に立つものを発明し、たくさんの人が助かっているのだな~

その根底と思われる、彼の一言が心に残った。

『頭はこころの道具』
他者への愛情が、人の役に立つものは?という思いが彼の心をとらえ、
心の思う感じるものを考えるのが頭。
彼の、ホットな人柄を感じさせる一言。

実際に、打ち合わせの風景が取材されていて、
直径5~6センチの太さで30センチぐらいの金属にネジにするための

らせんの溝を、引いていくのだが、

回転数を通常より早い150回転で作った試作品は
金属片が、らせんの溝に、ささくれのように残り、
溝を掘る、機械は刃こぼれして限界だと職人さんが見せる。

その時彼は、職人さんに
『その機械の壊れる限界は何回転ですか?』と聞く
『5000回転です。』と職人さん。
『じゃ~、その5000回転でやってみて。』と彼。
一緒にいた人たちが職人さんに
『おー!勇気がいるよね~。壊れていいからやればいいよ。』と励ます。

その後、職人さんがもう一度、やってきた。
その手にあったものは、
ささくれもない美しい仕上がりの太いネジ。

『何回転でしたの?』と彼。
『4000回転です。』と職人さん。
結果、美しく仕上がり、しかも、刃こぼれどころか、刃のもちが良くなり
仕事の効率スピードは上がったという。

常識の外に答えがある。と彼。。。。。カッコイイよね~。

ってことで。
感激したのでご紹介しました~

何でも常識でとらえたらだめだよね。
そして、人のために行動することが、生きがい。
人を、成長させる。
彼の生き方は、私の心に、刺激を与えた。
詳しく知りたい方は、下記のNHKさんの仕事の流儀でご覧くださいね。


http://www.nhk.or.jp/professional/2016/1114/