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#441「夏着物」と「単衣着物」「浴衣」の区分と見分け方
6月、7月、8月と暑い時期
「夏着物」「単衣」「浴衣」が並行的に着用することがあります
その区分の方法を解説します
着目するポイントは
・襟のあるなし(長じゅばんの着用)
・裏地のあるなし
・生地の透け感、素材の材質
・足袋のあるなし、履物の違い(下駄・草履)
などから判別、区分することができます
①夏着物
薄物と呼ばれる着物。
おもに7,8月の盛夏に着用する
麻や紗、絽、羅など透け感のある着物の総称。
長じゅばんを着て着用するのが一般的。
足袋は着用。
履物も下駄ではなく草履着用など、フォーマル度高い。
原則単衣仕立てで着用。
背中心に背伏と呼ばれる補強の当て布が使われることがある
②単衣着物
裏地をつけることなく仕立てする着物
もしくは仕立て方の分類を指す。
6月、9月など薄物と袷着物の移行時期に着用
長じゅばんをつけて着用する。
背中心に背伏と呼ばれる補強の当て布が使われることがある
③浴衣
盛夏の時期に襦袢をつけずに、肌着の上から直接着用する
素材は木綿が主流。
湯上りや夕涼みに着用することも。
最もカジュアルな衣類であるため
足袋はつけないことが多い
白色、淡い色の浴衣には居敷当てと呼ばれる当て布が使われる
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