【今週のひつまぶし日記】
昭和のコンプラと令和ロマンを考える
昔は良かった 恐竜がいたからな
という思い出話をしたがるいわゆるノスタル爺
そんな令和ロマンな人がこの世の中には
ごまんといる
→そんな人いません。あくまでメタファーです
自分の周りみても、着物界隈、市街地のまちづくり関係者とか、過去と現状を比べて嘆く人は多い。その話に費やす時間がもったいなく、むしろ苦手だったりする。
その人に対しかける慈愛の言葉を
いまだ私は紡ぐことができないでいるのだ。
未来志向で有りたいのか、はたまた心が狭いだけなのか。まあ両方の理由ですな。
昔恩恵を受けて、その過去の記憶、成功体験があまりに甘美なのはわかる。自分も間接的にかなりの恩恵は受けてきたはずなので、そこに対する感謝はもちろん忘れてはいない。
一方でうしろばかり振り返って酒を飲むことには強烈な違和感を覚えてしまう。一滴も酒飲めんけど
単純に逃げ切りを図れる世代でもないので、
過去ばかりに目を向けている人とは
自ずと距離を置きたくもなる。
立川談志の言う通り、どんなに嘆いたところで
現実は正解なのだから、それからどうするが問われて然るべきなのだ。
その一方で
本音でいえば恐竜は見てみたいし
昭和に戻ってトゥナイトや11PMは観たい。
かように
クドカンドラマに首がもげるほど
頷く自分もいる。
おなじように昔は良かったと言ってるに過ぎないのに。
ご多分に漏れず、ワイも世間も人はみな勝手だ
竹原ピストルはかつてこう歌った
「あの頃はあの頃はっていえばそりゃ酒もうまくなるさ だけど俺はやめたんだ そういうのはもうやめたんだ」(オールドルーキー)
積み上げたきたものと勝負するのではなく、
積み上げたもので勝負しなくてはならないのだな。しらんけど
ジェネレーションギャップに思うことがある
しくじりの多くは価値観を転換できないことにある
馬車馬とがむしゃらしか働き方、失敗したらケツバット、うまく行ったら胴上げという環境で育った人間が、どうアップデートしていくか。
これから我々の40.50代に問われるのかもしれない。OSそのものは変わらないかもしれない。部活中で水も飲ませて貰えず、エラーしたらケツバットで育ったからな
でもせめて中のコンテンツは変えていかないとマズイ。その変革を怠った人を称して老害と呼ぶと思うから
冒頭に戻ろう
昔は良かった 恐竜がいたからな
それはそれでロマンあるとは思う
すごくドラマチックな時代もする。令和の子どもたちでもあんなに一生懸命恐竜図鑑みるくらいだから
昭和は昭和でいいこともあった
少なくとも景気は今より良かったし
がむしゃらと馬車馬のお陰で
身についた技術や知識もあるはずですし
とはいえ今が一番いい時代とは思う。
うさぎ跳びを矯正する先輩も、
水のむなという部活の顧問も
深夜の残業強制する上司もいない
当時は当時であんなに悩んだはずなのに
時が経てば令和の悩みもきっとそれなりの
形で解決しているような気もしている
(ただ誰も叱って強制もしてくれないから
自分で自分を律して鍛え上げる必要はありますが)
その改善の積み重ねをもって
人類は進歩してきたのだから
時間、労働環境、健康、財務状況、良好な人間関係。こうしたすべての条件が整う完璧な時代というのはそもそも存在しないのだから。せめてその中での、調和をもとめながら。馬車馬としてがむしゃらで向かい合うしかないだろう。スマートに生きる知力など持っていないのだから。
せめて環境に適応しながら、価値観を日々アップデートしていきたいとは思う。
昭和、平成、令和。それぞれの時代でいろんなことが変化したはずだ。自店が産声あげた220年前からみたら、おそらく一番恵まれた環境にいるのは間違いない。それは先人たちの環境適応の賜物なのだと、言い聞かせながらこの駄文を締めるとしよう。
昭和に戻ってトゥナイトが観たい
(不適切にもほどがある)
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