きものワンポイント講座 5分でわかる着付け小物 | 大賀屋呉服店7代目「いいきものがかり日記」

大賀屋呉服店7代目「いいきものがかり日記」

創業220年目を迎える岡崎市の呉服店7代目。新聞記者(企業取材)➡コンサルファーム➡着物屋で現在。スポニチ、中日新聞,地元ラジオ局など掲載歴多数、各種講演も実施中。主に岡崎市内の出来事や日本文化、老舗経営や映画について書いてます。趣味は映画鑑賞、読書、将棋

 きものワンポイント講座
5分でわかる着付け小物
 
着物を着るときには見える部分の「きもの・帯・長じゅばん・帯揚げ・帯締め」のほかに数々の和装小物が必要です。見えない部分で、着物のおしゃれを支える重要なアイテムです。
留袖のときなど、礼装のときは、その多くが白を貴重としたものになりますが、それ以外は比較的自由です。
 
 
●腰ひも(3~5本)
着物を着るときに腰や胸元に結んだり、帯結びの仮ひもとして使います。素材は絹・モスリン・ポリエステルなどがあります。実用性が高いのはモスリン素材です。
 
必要本数は着付けの考え方にもよりますが3~5本が一般的。補正用のタオルに1本、着物用に2本、帯結び用に1本あるといいです。妊娠中の方や締め付けを緩めにしたい人にはゴム製にの腰ひももあります
 
●伊達締め(2本)
襦袢や着物の胸元、おはしょりを押さえるために使います。素材は主に正絹、ポリエステル、ゴム製のものもあります。襦袢に1本、着物に1本で計2本使用します。正絹の場合は博多織でできたものが多いです。
 
●衿芯(1本)
襦袢や半襦袢の半襟部分に入れるプラスティック製の芯。衿元のラインをきれいにするために使います。襦袢に1本使用します。夏場に使うメッシュ状のものもあります。通常の衿芯に比べ通気性が良く、やわらかいのが特徴です。
 
●帯板(1枚)
帯を締めるときに、前帯部分にしわが寄らないように帯の内側に使います。1枚使用。ベルト付きもモノとなしのものがあります。ない場合は厚紙でも代用できますが、長時間の使用には向いていません。
 
●帯枕(1個)
帯をお太鼓結びにするとき、お太鼓の形を整え、立体感を出すために使用します。半幅帯などお太鼓結びをしないときには不要です。振袖など飾り結びをする場合には、丸みを帯びた平たい形状の帯枕を使用することがあります。
 
その他
・きものクリップ(3~5本程度)
きものや帯の着用に使用します。生地を傷めないように内側にゴムラバーが付いています。事務クリップで代用される方がいますが、このラバーがないため、生地を傷める可能性がありますのでご注意ください
 
・タオル(3枚程度)
ウエストやお尻部分の補正や腰ひもが肌に直接食い込むのを防ぐ役割があります。体型により使用枚数が異なりますが、2,3枚あるといいでしょう。高級タオルのようなパイルの柔らかなふかふかではなく、薄手の安いものが向いています。
 
・衣装敷
着付の時に床に汚れが付かないように敷く和紙です。防水加工が施されているものが多いです。
 
・着物ハンガー
着る前、着た後に着物や帯をかけて、しわを伸ばしたり、湿気や臭気を抜きます
 
・コーリンベルト
伊達締めの代用的な役割を果たすクリップ付きのゴムバンド。製造メーカーの名前からほぼ一般名称になっています。
 
これらは着付けの基本アイテムです。不明な点はいつでもお気軽にお相談ください<(_ _)>
 
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