5月5日は端午の節句 | 大賀屋呉服店7代目「いいきものがかり日記」

大賀屋呉服店7代目「いいきものがかり日記」

創業220年目を迎える岡崎市の呉服店7代目。新聞記者(企業取材)➡コンサルファーム➡着物屋で現在。スポニチ、中日新聞,地元ラジオ局など掲載歴多数、各種講演も実施中。主に岡崎市内の出来事や日本文化、老舗経営や映画について書いてます。趣味は映画鑑賞、読書、将棋

本日5月5日は子供の日。日本の祝日法では、こどもの成長を祝うとともに、母親に感謝する日と定められています。

その子供の日のもとになる行事が端午の節句でした。

大賀屋の店頭は今日までこどもの日関連の雑貨並んでます。

ぜひお越しください。

 

 

 

というわけで今日は端午の節句のはなし

 

 


もともとは男の子のお祝いというよりは、菖蒲(ショウブ)や蓬(ヨモギ)を 軒先にさして、邪気を払う日だったそうです。※いまでもしょうぶ湯に入るのは邪気を払う言い伝えのためです。

 

発祥は奈良時代ですが、江戸時代以降、男の子の節句として定着し、武家では甲冑、のぼりを飾るのを真似て、町人のあいだにも武者人形や鯉のぼりを飾るようになりました。はじめは、玄関前に幟や吹き流しを立てていたものが、やがて厚紙で作った兜や人形、また紙や布に書いた武者絵なども飾るようになっていったそうです。

 

現在でも、端午の節句のお飾りは地方によってさまざまです。鎧や兜、武者人形、馬や虎・若武者の人形、鯉のぼりや旗のデザインもそれぞれの個性があるものです。すでにこのころから、ちまき、柏餅を食べたる習慣があったというのは驚きです。
江戸時代、武士のあいだでは尚武(しょうぶ=武をたっとぶ)の気風が強く、「菖蒲」と「尚武」をかけて、端午の節句を尚武の節日として盛んに祝うようになったそうです。