その610
☆異常な猛暑が続いている。慶野松原に近く住んでいて、浜辺へは歩いて数分と言う地の利を得ている畏友の薬剤師田浦さんには先を越されたが、例年のごとく、勤務を終えた夕刻6時ころ、こちらは車で数分の浜辺に出かけひと泳ぎをしている。最初は浮袋に身をゆだね、少し深いところへ行って仰向けの格好で空を見上げながらゆらゆらしていると、入道雲のはるか遠く、銀翼を光らせて旅客機が航跡を描いて東へ、あるいは西へと飛び去るのが目に入る。あ―日本は平和だ、幸せだ、と感じる。
☆それに比べて、ウクライナ、ガザ、イスラエルでは連日のごとく無残な殺戮が行われている。何かが間違い、狂っている。虫けらのごとく命を落としていく人々の背後には、大勢の関係者、身内がおり、その人たちの人生も狂っていく。
ユダヤ教徒はエホバの神を、イスラム教徒はアラーの神を信じているが、残念ながら、その神々は何もしてくれない。いくさを起こすのも、戦いを終わらすのも人間に他ならない。神の出る幕はないのだ。
☆岸田さんが退陣を表明した。すわとばかり何人かの面々が後釜に名乗りでているが、どの顔を見ても総理の器には見えない。岸田さんにはまだ品詞、風格があった。河野や茂木が本命視されているが、暑苦しく、一国の長たる顔つきではない。まして女性候補たるや1チンパンジーに毛が生えた程度の品のない顔つきのトランプがのさばっているアメリカもさりながら、日本の将来もおぼつかない。本当に暑苦しい夏だ。