その602 | 大鐘 稔彦のブログ

その602

☆2月に入って日が漸く長くなったことを感じる。しかし夜明けはまだまだ遅い。この頃は夜11時に寝て朝目覚めるのは6時ごろだが、外はまだ薄闇だ。トイレに立って、もう一度布団にもぐりこむ。アラームは7時15分にセットしてある。起きてからは時間との競争だ。着替え、洗面、洗濯、犬の散歩、戻って朝食等々。最近は散歩で寄る小公園を4,5週ランニングするメニューを加えたから10分ほど余計に時間を食う。

 四半世紀前当地へ来たときは、旧診療所から細い急坂を上って廃校になった小学校の校庭を何週か走るのを日課にしていた。もう15年も前になるだろうか、終の棲家と決めた現在の地に移ってからは、この日課も途絶えた。新しい診療所は小学校の一角に移り、目の前に運動場広がっているが、そこで走ることもなくなった。

 これではいかん、やはり走らなければと思い至っての新メニューである。

☆私と同年のバイデンさんは走れるだろうか?背筋はしゃんと伸びているが、歩き方は宿敵トランプに揶揄されているように何となくおぼつかない。最近は外国の首脳陣の名前を間違えたりして認知能力の翳りを懸念されている。トランプのような目つきの悪い下品な男が、僅か3歳違いの高齢ながら意気軒昂であるのが腹立たしい。日本ならば疾うに失脚の要因になっているだろう幾多のセックススキャンダルを抱えながらのうのうと糾弾をすり抜けているその厚顔無羞さにあきれ返る。それを許すアメリカ社会に疑問と憤りを覚える。その意味で秋の大統領選が案じられてならない。

☆ウクライナ問題も心配の種だ。NATOは支援の継続を表明したが、最大の支援国であるアメリカは二の足を踏んでいる。アメリカの支援が滞れば、あと一か月でウクライナはロシアの攻勢に応じられなくなるだろうとの見方もある。ハマスのイスラエル急襲に始まった中東の紛争がウクライナに注がれていた世界の目を鈍らせた。世界でもっとも人口密度の高いガザでも、ウクライナ、ロシアと並んで死者の山を築いている。ハマスとイスラエルの争いはキリスト教とイスラム教の宗教戦争でもあるが、彼らの信奉する神は、宇宙のいずこに存在するのか?どこにも存在しない、人間の作った神をめぐっての、ただただ虚しい戦いである。