イメージしているものは不安感の逃避先であり、心理的な安住の地は生きていくために必要条件だったのかも知れない。
ユダヤ人に学者や芸術家が多いのもイメージ力の強さから生まれてくる才能かも知れない。
人も動物も危機感からアドレナリンが分泌されるらしい。
中村紘子さんが、以前ホロビッツか誰か「ユダヤ人のピアニストには悪魔の血が一滴流れている。」と言っていた。
欧米人も「ユダヤ人は悪魔と取引をした」と言って、シャイロックはユダヤ人のイメージを象徴している。
ユダヤ人にとって正義は自分達だけにしかない。
[正義は一つ]しかなく。
[真理も一つ]で迷いはなく、それがイメージ力につながっているのかも知れない。
ユダヤ人のイメージ力には悪魔性があって!今でも中東は悲惨な戦争が続いている。
長島茂雄は能天気と揶揄され批判もされたけど、今ではそんな性格は[プラス思考]と評価されている。
[認識障害]という病名のような言葉で表現されると急に同情心のようなものを感じて批判的な気持ちは、引っ込んでしまう。
批判的だったり軽蔑していたりする他人の欠点も、病名のようなもので表現すると急に冷静になって、むしろ同情心すら感じてしまう。
同情心は群れる動物にみられる優れた資質で、群れて飛ぶ鳥は上下左右に方向転換しても決してぶつかることがなく、一瞬で意思疎通がとれている。
群れる動物は、まるでテレパシーのような超能力をもっている。
そして、危険を感じると同じ様に危険を感じて、安心すると同じ様に安心する、そんな感情を共有するDNAが同情心という現象になっている。
[さっする]能力は日本人固有の能力で、そんな感情まで周囲に合わせようとするDNAは、人が悲しむと悲しくなったり、人が怒りを感じると同じ様に怒りを抑えられなくなって、すっかり影響されてしまう。
そんな日本人の集団志向性の強いDNAが、同情心という現象になって表れている。
日本人は[一対]のものが揃って完成する[真理は二つ]と言っても良い考え方をしている。
長島茂雄は能天気と批判された性格が、やがてイメージ力と評価され正反対な[一対]の評価が揃ってハッキリと見えてくる。
プロ野球の解説は中途半端で説明不足な会話が飛び交っている。
[あいまい]で自由度の高いの日本語で、しかも間口が広く何でも受け入れる日本人の思考力は益々方向が定まらなく浮遊し始める。
そんな状態に意味があるような気がする。
「今、感じている気持ちをどう表現したら良いんだろう?」気持ちを整理してるうちに、方向が定まると一気にまとまっていく。
欧米人のように、いきなり「YESかNOをハッキリ決めろ!」とは言わない。
日本人の頭の中で、多くの知識や思いが浮遊している状態が長く続いている。
そんな日本人の[NOが言えない]思考力に意味があるような気がする。
日本人には同情心があって、そして[一対]の正反対な考えも受け入れても日本人には一体感がある。
それと好対照なのがユダヤ人の[正義は一つ][真理も一つ]という考え方には悪魔性があって、中東では悲惨な戦争が終わらない。