ものごとの法則を見つける[IQ]に対して、人の心の知能指数を測る[EQ][EI]という評価方法があるらしい。
アラン・チューリングは、一見無関係に並んでいる形に法則を見つける[IQテスト]では高い評価をされても[EQ][EI]では評価が低いのかも知れない。
そして日本人は、本音と建て前の違いを理解する[EQ][EI]の評価基準で調べた方が良いのかも知れない。
TVで歴史上の人物について話しているのを聞くと、当然会ったことはなく想像するしかないけど、歴史家はいろんな言葉にリアリティーを感じるみたいで、そこから話を膨らましている。
TVで歴史家の意見を聞くと、歴史上の人物の心理を語っていることが多い。
場の空気を読む日本人は、エンジンのないヨットのように、風に流される他力本願な考え方をしている。
しかしヨットのような思考力は結果的に同じ方向を向いて、同じスピードで進んで、同じことを考えている。
同じ文章を読んでも頭に入らない時があって、それはイメージが膨らまなかったり、連想が働かないからかも知れない。
日本人は、歴史上の人物に対しても、その時代と同じ風を感じて「分かる!」とリアリティーを感じる。
ドイツ人と日本人を比べると面白い!
日本人が「分かる!」と感じる心理状態と、ドイツ人が「分かる!」と感じるのは法則で、そもそも「分かる!」と納得する概念が違うのかも知れない。
[IQ]には法則はあっても[EQ]には法則はない。
ドイツの工業製品を見ても、骨組みがしっかりとしている。
日本人は風を感じると、その風に乗ろうとする。
びくともしない骨組みには反応しないのかも知れない。
そんな理由で日本人は、憲法のような不変の原理・原則を考えるのが苦手なのかも知れない。
日本人と欧米人を比べても面白い!
文章を読んでも頭に入らない時があって、それはイメージが膨らまなかったり、連想が働かないからかも知れない。
日本語はイメージが膨らんだり連想が働くことで、ありふれた言葉からでも新しい発見がある!
英語は通じない人間同士が意思疎通をとるためにイメージが固定化した言語!しかし日本語はイメージが変化する、考えるための言語!
アラン・チューリングは暗号解読のような一見、無作為に並んでいるように見える数字から、並び方に原理・原則を見つけ出す能力が優れているのに、どうして空気が読めないんだろう?
やはりエニグマの暗号解読ができたのは、数学の不変の原理・原則をイメージして、偶然ドイツ人と同じことを考えたのかも知れない。
個性的な欧米人は、不変の原理・原則で、やっと他人と波長が合う。
しかしエンジンのないヨットのような日本人は、規則性のない風を受けて、結果的に同じ方向を向いて、同じスピードで進んで、同じことを考えている。
日本人と欧米人を比べると、思考回路が違って面白い!