昨日は、多くの方々に心学商売繁盛塾 にご参加いただきました。ありがとうございました。
今までの欧米を模倣していくようなビジネス思考に違和感を感じてしまう人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
どんな教育を受けようが、また、どんな思想を与えられようが、僕は日本人であることを放棄することはできないと感じています。
仕事をする中で違和感を感じ、迷いに迷っている今のような時代だからこそ、やはり心学という軸がどうしても今の日本には必要なのだと感じました。
その軸というのは、迷いや悩み、違和感を掘り下げて考えつづけなければ育たないものです。
また、その心学を軸にした行動を通してでしか、軸は確信には至らないものと僕は感じています。
心学という軸を基準にして商売を考える、そして心学という一つの道筋を商売という形にして現実の世界に残していくこと。
これこそが、今とこれからの日本経済にとって、どうしても必要なことです。
実体経済というのは、個々の商売のあり方が基礎にあるものだからです。
今までのように商売を理論と数字にもとづいて仕掛けていくような戦略的思考では、通用しない時代がもうすでに始まっています。
今までのように「やり方」の模倣ではなく、独自の直感に基づいた「あり方」問われていく時代です。
今までは当てにならないとされていた目に見えない直感こそが、これからの商売をつくりあげていくものなのです。
目に見える数字という結果は、過去の残像に過ぎません。肝心なのは、未来をどのようにつくりだすのか?ということです。
その未来を創りだす元となるのは、理論やウワベの戦略ではなく、まさに僕ら一人一人の想念、心のありようではないでしょうか?
目に見えない心のあり方をさらに深く学び、人の人たる道を歩もうとしたとき、本当の意味での復興が始まるのではないでしょうか?
僕らの一生はたかだか数十年、長生きしても100年いくかどうか?です。
点にもならないようなわずかな時間に過ぎません。
しかし、このわずかな点のようなもののつながりが、歴史を創りだしてもいます。
例外なく僕ら一人一人は歴史に生きているのです。
さあ、僕らは何を残していけるのでしょうか?
2016年5月9日(月)
個人商店で生き抜く力第6弾~商いと気
2016年6月13日(月)