小学生だった頃、地元の中学校が荒れていました。
不良、ケンカ、校内暴力の雨あられのような中学校ですから、小学校の先生はあまり行かせたくないようでした(笑)
朱に交われば赤くなるで、周りからの悪影響をおさえたかったからなのでしょう。
では、模範的な学生しかいない中学に入学させれば、それで良いか?といえば、そうでもないように思います。
確かに良い教育を受けさせることはできるのでしょうが、世間に出てからの対応力が養われないと思うからです。
また、それが本当に生きた教育につながるのか?という疑問があるからです。
社会に出れば、当然のことながら年代問わず様々な人との出会いがあります。
良縁もあれば、悪縁もあることでしょう。
また、わけがわからないほど理不尽な状況に陥ることだってありえます。
そうした場合、子どもの頃からの温室育ちよりも、荒れ地で育ったほうが、対応力や柔軟性が強く持てるように思います。
無菌であることが良いと錯覚しがちな情報がある一方で、そんな状況になれば確実に人の生命は逆に危うくなるでしょう。
モノゴトの良し悪しなんて一面だけ見て、単純に決まるわけではないのでは?とよく思います。
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