音楽はやっぱライブ会場で聴いてなんぼ、と数年前に感じたことをずっと実践してきたが、その思いと身体が示す反応がしっくりマッチングしていないな、と感じるようになった
代わりに幅を利かせ始めたのが何度かブログでも紹介しているレコード鑑賞ネタだ
昨日も愛聴盤を持参してハシゴ2軒、同じ盤を異なるセットで視聴して楽しんだ
交通費が幾らとか、行き帰りで何時間とか、普通は足枷になりそうなことを逆に趣味の小旅行ならではの「趣き」だと割り切り、かなり貪欲に次の機会を検討することが日課となっている
今更ながらのお熱上げを導く原動力はなんだろう?
ライブに行くときは原盤である音源から如何に離れて刹那刹那の感動する演奏を楽しめるか、それを醍醐味だと信じていたが、似たようなチャンスをレコード鑑賞でも味わえるのではないのかと思うのだ
つまり処変われば当然音場が変わり、同じ音源も違って聞こえて楽しいのではないか、というポイントに関心が向いているのである
あと一つは、恐らく他の人があまりやっていないこと、という自覚からくる自尊心である
基本的にその音源についての蘊蓄も、絡んで二次的に生じるであろう人脈も要らない
自宅でないところで、如何に「ソロ的」にレコードを楽しめるか、そのチャレンジ魂が今の俺の背中を押している