3連休の初日、とあるイベントでタイトルに書いたこのプレーヤーを使用したレコード視聴会に参加してみた

数年前にタモリ倶楽部で紹介されて以来、その存在は知っていたが、実機を使用してのレコード再生をリアルに体験するのはこれが初、どんなサウンドが聴けるのか、否が応でも期待が盛り上がる

イベント開始早々、最初に回したレコードの曲の音が始まる直前、針を使う普通のプレーヤーでの再生でお馴染みの「プチプチ音」が聞こえて「おや?」と俺の期待に薄い雲が立ち込める

更に曲が進んだ先で、これまたなんと馴染み深い音飛びが起きて、予想を超えた展開に俺の心はざわめくばかりだ

そしてようやく理解したのだ、おー、そうか、大きな違いはレーザーでピックアップするというその1点だけ、このプレーヤーはレコードの溝の情報を読み取り再生してくれるという、普通のレコードプレーヤーと基本的には何ら違いはないのだと

そう、これはCDプレーヤーとは違い、デジタル信号を読み取ってアナログに変換するのではなく、アナログ信号を読み取ってアナログ出力する機器なのである

下記サイトでも書かれているが針のように接触がない分、変な話だが針がゴミをかき分けて掃除しながら溝に刻まれた情報を読み取る工程がない、高精度に今の盤面を読み取りリアルな信号として伝送するというわけだ

 

 

 

昨日まで俺のイメージはまさにCDのごとく、溝に刻まれた情報を正確かつクリアに再生できる超ハイスペックなオーディオデバイスであったがこれは大きな勘違いであった

決してこのレーザーターンテーブルがそうだという訳ではなく、しかし今回実機で再生した音を視聴してみて思うことは、どこか偏りがあるものより脚色の少ない素直な信号を伝えてくれる特性を持つ機器の方が、セッティングの本来の醍醐味を味わえて万人受けするのだろうということだ

 

俺の良い音探しの旅路は、まだまだ続くのである