"リダンダンシー" って単語を久々に聞いた

冗長という単語がきっかけとなったその顛末はこうである

 

これまで冗長といえば、知っている使い方として「冗長な文章」のように"重複していたり不必要に長かったりして無駄が多いこと"、つまり簡潔の反意語としてネガティブな要素を表すものと思っていた

ところがこの無駄の要素を、車でいうところの衝突安全性能を向上させる「クラッシャブルゾーン」と見立てて、ITの世界では "システムや機材を複数用意し、故障やトラブルに対して備えること"を「冗長性がある」というのだそうだ

"リダンダンシー"(redundancy) とはこの冗長性の訳語である

 

たまたま読んでいたあるSNSの書き込みでこの「冗長性」という単語が目に入った時点では、上記の意味を理解していなかったので文脈にこの単語が恐ろしく馴染まず、一瞬間書き手が意味を誤解して使っているのでは?と疑義を持った上で、実は調べると己の知見の浅さを知ることになった次第だ

 

大変勉強になり、同時にスッキリとして、他にもこのような特異な構造を持つ類語が存在するのかという興味も湧いたが、果たしてそのどれもが日常では使い道が乏しいのだろうなぁ、という他人事としての見えない距離を測って次には行っていない