タイトル通り、東子さんのこの曲を話題にするのは実に2013年以来2回目となる

昨日COTTON CLUBにて今年初の東子さんの"ちゃんとした"ライブが開催されて同曲もセトリに組み込まれたのだが、いつにも増して今回は東子さんの実力を存分に堪能できたいいライブだったと個人的に思うのだ

歌唱の良好なコンデションにPAのセッティングがズバリ決まり、セトリの選曲も敢えて近年リリースされたものを外した馴染みの歌で固めたのが功を奏して、1曲目から最後までじっくりと聴かせていただいた

デビュー30周年という節目を機に、一昨年頃から彼女の健康が心配になる程の文字通り毎月行っている地方公演によって歌唱の「隙」がなくなり、またその副作用として会場の音響調整が効率良く進められるという面が良質なライブに繋がっている、と昨晩の仕上がりの良さの理由を分析してみた 

加えて、昨晩ファン友とも語ったのだが、地方公演の定例化により新たなファン層の獲得も着実に進んでいると思われ、彼女のモチベーションの高止まりが結果的にライブの質を高めるという、これまたいい方向へ働いているのかもしれない

(言い方は悪いが安い会場費の場所を選んで頻繁なライブ活動が行われているということはこの際好意的に受け止めたい)

 

さて「恋上手」だが、以前はあんなに嫌いと公言していた曲紹介を、次のような惜しげのない内容をやや悠長に語る東子さんのファンサービスが有り難い

「3枚目のアルバムの収録曲」「まだまだ曲数が足らなかった活動初期に今までとは違った感じの曲を作りたくて3拍子の歌にした」「3拍子と言ってもワルツを踊るというより、小さな合奏みたいなレコーディングをしたかった」「結果的に、溝口肇さんによる素敵なアレンジの曲に仕上がった」「今日はその曲を、微妙な違いの大人になったバージョンにして歌う」

果たして、この歌は心からセルフカバーで再レコーディングしてもいいんじゃないかと思う程、全体の中でも特にクオリティが高くて1曲で元を取ったと感じたし、新年早々、今後の演奏活動に大きな期待を持てるステージを観覧できて大満足な夜であった

 

結論、2024年の古内東子はヤバいよ!