2年前の第8弾の掲載以来、このシリーズの新作を待ち侘びて夜も眠れないファンがどれほど多いか、俺は知らない

前回から今日まで、実はちょこちょこ「おやっ?」と思う未遂事件はあったのだが、思い過ごしかと思える程度の小ネタだったので敢えて掲載を見送ってきた

 

それに最近のネタでは事象発生の原因がなんとなく見えてきて、その性質上オカルトとして伝統のこのシリーズに新たな1ページを加えることに躊躇したということもある

それはつまり「物忘れ」が原因ではないかと見えてきたからである

 

事例1

夜に洗濯して外干しておいたものが、翌日雨が降ってきたので取り込もうと思うといつの間にか室内へ移動してて、ところが取り込んだ記憶が全くない

かなり念入りに思い出して行動を検証したが、その時は勘違いもあるだろうと流していた

 

事例2

夜施錠したつもりの玄関ドアが空いていることがたまにあり、これも偶々習慣を忘れただけでオカルト性は無関係だと高を括り、ならば保険にと所謂ドアガードの上から大袈裟にも養生テープを貼って、翌朝の解錠の無意識性を少しでも薄めようとした

しばらく何事もなかったがある朝、気づくと養生テープが剥がされていて驚いたが、よく考えるとこちらはどうも外出直前に無意識にテープを剥がしたことを瞬時に忘れて、オカルト現象に直結させようとした俺の思考に原因があるようだ 

これは流石にやばい傾向である

 

これら小ネタの払拭の為には複数カメラを設置してライフログの記録を取るか、そこまでしなくても日常の無意識に繰り返す全行為のチェックシートを場所場所で用意するかとなるが、もしかしたらその時はこの「草木も…」シリーズと永遠の別れになるかも知れない