時間がないので、以前あるところに投稿した自分のネタをちょっと拝借して加筆再掲載


久し振りに999劇場版1作目を先程テレビ鑑賞 
実に40年前の映画だが、2時間ちょっとがあっという間に感じるのは流石の名作

大人目線で違和感があるのは物語終盤の惑星メーテルの大破壊シーン
限りある命の尊さに気付き、永遠の命を謳歌する機械化母星の破壊に舵を切った主人公鉄郎に荷担すべく、何の落ち度も無く暮らす機械化人(しかも劇中の説明によれば、この星の構造物はネジ1本に至るまで全て元は生身の人間から改造されたサイホーグ、ということはアルカディア号のミサイルは知らなかったとはいえ人間に向けて放たれている事実が後味悪い)にとって只のテロリストと化した2人の宇宙海賊の薄い笑みが今となっては怖い

救いはその後の涙無しに語れない、青木望による美しい調べが流れる有名なラストシーンに、海賊のそれとは対照的に女神のようなメーテルの微笑みが待っていること