ただの立ち飲み屋ではない
写メでは分かりづらいが、右手奥には日本酒の販売コーナーがあり、つまりここは酒屋が経営する角打ちなのだ
とある商業施設の中にあって店構えが何とも現代的だが、こういう場所へ出店スタイルを取る場合、今時はあれこれ戦略的な裏がありそうだ
既に大手スーパーを中心に導入されている展開を見聞きした方も多いだろうが、つまり同じ施設にある他の店舗とコラボすれば、酒だけでなく取り扱っているメニューの食材や販売している酒に合う肴を扱った書籍、蔵元を訪ねるツアーなど、所謂シナジー効果で全体の売上を伸ばすチャンスが広がる可能性が思いつく
立飲みスタイルで客単価は低いが回転率は上がりそうで、うまく運営出来れば色々な場所で集客効果を上げられるのではないだろうか
星の数ほど居酒屋があるが、興味は持ってもクローズドな外見や素性の不透明さで残念ながら利用しづらい店もある
それに対してこの店のようなオープンさは、コロナ対策を含めて色々とハードルが低くなって、外でとりあえずの1杯が欲しい時には非常に助かる
ちょっと大げさだが、21世紀のお酒との付き合い方の解の一つじゃないかと今回思ったのだが如何だろうか?