楽しみしていたイベントを観覧
想像以上のボリュームの展示物に付き合い、気が付くと2時間経過
全部の展示物をじっくり見て回るには全然この時間じゃ足らない(平日なら多少効率がいいのかもしれないが、他の観客との閲覧の「タイミング調整」が必要だし、絵だけではなくそこに同時に書かれた庵野監督直筆のテキストを読んでいたら、真剣に1日潰すか数日通う覚悟が必要だ)
Twitter上の感想を見ると2~3時間の滞在時間はザラ、中には4時間いたという強者もいて、しかし俺は集中力は切れるし、足は痛くなるし目は疲れるし、終盤ヘロヘロだった俺と同じように志半ばで諦めて退館しよう、そういう思いで引き上げる客もきっと多いことだろう
意外だったのは、今回9割以上の展示物の撮影が可能なのだが、勿論全部をスマホで撮影する勢いのある熱い客がいる一方で、撮影には目もくれず食い入るように資料を熟視する客が多いことだった
展示資料の大半は過去の庵野監督自身名義と彼がスタッフとして関わった作品の設定図や原画で、仮に今回初出しの物でも敢えて言ってみれば殆どが「今更」的なものだ
俺も最初は写メることに勤しんだが、そのうち「撮って残してどうする? 後日ゆっくり見返すだろうか?」という気持ちに変わっていった
「吃驚」とは大袈裟だが、シンエヴァもアマプラで見放題となりシリーズが完結してエヴァの楽しみ方の醍醐味である考察・謎解き熱も一息ついている訳だし、みんな落ち着いて庵野監督の過去の足跡を、それこそ美術品を鑑賞するような感覚でゆっくり見返す余裕みたいなものがファンの中に醸成された、先のファンの様相とはそういうことなのかもと腹に落としているところだ