遂に事後報告
あれ程楽しみにしてスタンバっていた先日の東子さんの渋谷公演、実はステージ開演の時間繰り上げのおかげで結局行くことが出来ず意気消沈している矢先、ご存知思いかけない連夜の映像配信という初夏のビッグボーナス!
一気にステージ全曲ではなく小出しに毎晩更新される配信曲を楽しみに仕事から帰宅する日々が、なんと人間的なことかあらためて噛み締めた
同時に、こんな状況で地方公演もままならず、かと言って上京も出来ず都近辺で開催されるライブの内容に悶々としてきた地方の多くのファンの狂喜乱舞の様も目に浮かぶのである
それにしても、今回リンクを貼った4日目に配信されたアンコール直前のこの3曲の破壊力は凄まじいばかり
聞いたところによれば、初共演のドラム担当 平陸さんは別にして、今回のサポートメンバーそれぞれが、これまでのライブであまり演奏していない曲をセトリにしたらしいので、その分演奏を聴く方はサポート布陣の組み合わせとしてとても新鮮に聴こえるし、逆に演奏陣は慣れない曲について普段より奏でる音に緊張がみなぎっていたのかもしれない
"DON'T PRETEND" は以前のライブで東子さん自身が語ったように、あまり陽の当たらない曲にスポットを当てたいという動機で近年ちょこちょこセトリに入るようになった曲だが、このテイクはダントツベストプレイに推せる高い完成度
原曲が放つ都会的な香りを、石成正人さんの切れ切れカッティングが決まっているエレキを中心にスリリングな演奏が生み出すグルーブが一層引き立たせている
"誰より〜" は言わずもがな、今回ライブサポート復帰戦の小松秀行さんのアレンジによる名曲
小松さん自身もこの曲のhitによって音楽人生が決定づけられた記念的作品と位置付けているわけだが、久しぶりの生演奏に昂る気持ちを抑えて敢えて原曲に忠実に演奏しているように聞こえるのだが如何だろう?
最後の"カサノバ"、俺が大好きなこの曲はアップテンポの難しい曲で東子さんだけが鍵盤を弾くステージでは絶対に演奏されない曲
最近ライブで河野伸さんに代わりライブサポート定位置を占めつつある松本圭司さんのジャズベースの鍵盤超絶テクが全面フィーチャーされて原曲を凌駕するほどのラテンの風吹き荒れるノリノリ演奏になった
こうして偏見解説しているうちに悔恨の念が募るばかり
いやぁ、やっぱ生で聴きたかったなぁ…