「商品のデザイン、仕様、外観、価格は予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。」

この但書きは、消費者側はこの文言が事前に提示されている限り、購入して商品、サービスを利用する以上は瑕疵以外の重大な変化について異議申し立てが出来ない、という法律対策の免罪符のようなものだ

今回の「アサヒ ザ・リッチ」の例のように、敢えてマイナーチェンジ宣言をしてニューバージョンを世に送り出す意図は逆に何だろうか、ちょっと考えてみた

単純な企業PR、商品の売上向上という一般的な理由がまず思いつく

しかし予告のないマイチェンでも、商品の絶対的な価値が高まったと消費者が判断出来れば、その結果売上が向上する可能性がある訳で、手の込んだ広告を打った今回はセールスは二の次の目的とは考えられないか

とすると、これは根拠のないかなりうがった見方だが、合法かつ実験的な製法の試験販売みたいなものを主たる目的としている、つまり本来それは上記の予告不要の仕様変更のはずだが、「予告ありの場合のセールスへの相対的効果の検証」により重点が置かれているのではと想像できる

逆にマイチェンの看板を「新商品」に掛け替えて売る場合はメーカーがそのバランスを変えて売り上げ優先を目的にした、ということだろう

 

さて肝心の今回の味変について、残念ながら仕様変更前との違いは俺の貧乏舌では判断できなかったので、同商品の劇的な購買動機の向上には至らずメーカーのいずれかの企図に貢献出来るかはかなり怪しい

俺のような人間は上記推論の通り、僅かな仕様変更を「新商品」として売り出した方が物珍しさで思わず商品を手にとってしまう、その方法論の時にアピールしがいのあるイージーなカモなのかもしれない

 

 

尚、本ブログは予告無く仕様を変更する場合があります


※偶に過去ブログを見返して、今ならここはこう書くよなぁ、って実際にちょこちょこ修正している