随分昔から思っていることだが

この神田という街は、東京という都市の

スクラップ&ビルドの潮流から取り残された

ような風情をあちこちで感じることが出来る

今日撮影した写メもそんなことを惹起する

1シーンだ

東京駅と秋葉原駅という、日本を代表する

ターミナルに挟まれているのに、その2駅の

開発が進んで昔の面影が

どんどん薄くなっているのとは対照的だ

このガードの上、写メには写っていない

部分には、その両駅を結ぶ新たな近代的

鉄道路線が、まるで昭和のくたびれた臓器を

バイパスする血管のように時間と予算を

かけて建設されたばかりだ

東京の象徴とも言える「後付け」インフラの

お溢れは、申し訳程度で直下にある神田駅

施設のリニューアルという形で

最近形となったが、覆い隠せず溢れるレトロ

な香りを一層するには、

この街のバックボーンは余りに根深い