先日仕事の帰り自宅最寄り駅の券売機で
通勤定期券を更新しようとした時のことだ
いつもは軽快に切り替わるタッチパネルの
メニュー画面が何度タッチしても反応しない
感圧センサーなんてあるわけないので
押し方が弱いのかと文字通り画面をバンバン
繰り返し押す無駄な抵抗も試みた
諦めてプッシュ式のリセットボタンを押して
最初に戻り、試行錯誤して、実は1~2秒ほど
画面を長押しすると操作が進むことに気がついた
その後ようやく更新手続きが終わり、普通なら
良かった良かったと帰路につくところだが、
自分の後に同様の苦労をする客のことを考えて
クレームついでにちょっとお節介を焼いてやろうと
改札横の窓口にいた駅員に声をかけた
「あの~、券売機のタッチパネルが
故障してるみたいで、感度が悪いですよ」
それを聞いた駅員が
無表情でまさかの一言を俺に言い放つ
「あ、それは画面が汚れてるんですね」
その瞬間、きっと俺の顔は強ばっていたはずだ
散々画面を押した右人差し指の先端に全意識を
集中させつつ、足取り重く家路についたのであった
通勤定期券を更新しようとした時のことだ
いつもは軽快に切り替わるタッチパネルの
メニュー画面が何度タッチしても反応しない
感圧センサーなんてあるわけないので
押し方が弱いのかと文字通り画面をバンバン
繰り返し押す無駄な抵抗も試みた
諦めてプッシュ式のリセットボタンを押して
最初に戻り、試行錯誤して、実は1~2秒ほど
画面を長押しすると操作が進むことに気がついた
その後ようやく更新手続きが終わり、普通なら
良かった良かったと帰路につくところだが、
自分の後に同様の苦労をする客のことを考えて
クレームついでにちょっとお節介を焼いてやろうと
改札横の窓口にいた駅員に声をかけた
「あの~、券売機のタッチパネルが
故障してるみたいで、感度が悪いですよ」
それを聞いた駅員が
無表情でまさかの一言を俺に言い放つ
「あ、それは画面が汚れてるんですね」
その瞬間、きっと俺の顔は強ばっていたはずだ
散々画面を押した右人差し指の先端に全意識を
集中させつつ、足取り重く家路についたのであった