近所にある廃屋のような古い床屋
「ような」ではなく、営業していないし
人気がなく普段はどう見ても空き家なのだが
時にこのように内部に明かりが灯っている
異様なのは一度だけ夜間この建物の前に
数十名の撮影スタッフのような人々が集い
作業をしているのを見たことがあること
見た目とはほど遠い秘めた目的に使われる
建物が街に点在しているかもしれないという
ロマンの話でもある