訳あって

新大久保で突然のカラオケ


詳細を聞かされず

行ってみたら

参加メンバーの半分以上が中華系の方々


場所柄、当然と言えば当然なのだが

敢えて表現すると

彼らのカラオケパーティーに

数人の日本人が結果的に紛れていた

というのが正しい


最初は場違いな感じで

窮屈な思いをしていたが

カラオケに対する姿勢や選曲の傾向など

自分たちと少し違うと気づき始めると

自分のカラオケはどうでもよくなってた


彼らは積極的にバラードを歌い

というか、その場で聴いたほぼ全曲が

バラードであり

デュエット曲でない歌でも男女が一緒に

マイクを持つ

そういう感想を教えてあげたら

彼らの一人は、ホントはX Japanの歌を

激しく歌いたいと言っていた


初対面の外国人にお構いなしに

好きなことに没頭する姿

決して無礼という訳ではなく

異国の地でネイティブを圧倒するパワフルさ

世界を良くも悪くも牽引する民族の本質を

肌身で感じると同時に

ここが日本であることを

マジで忘れてしまいそうになった


店の外に出てしばらく

新大久保の街並みが来た時とは違って

異国のそれに見えて

少し背筋が寒くなった