長男、次男の中学受験をサポートし続けた6年間。
受験生のコンディションを最優先して生きてきた生活が終わり、これからは学生達が自ら道をつくる時期。
極力 干渉しないよう、私は家にいる時間をなるべく減らすようにしている。
具体的には、朝の子供たちの勉強は自主性に任せ、彼らが起きる前に、始発電車で出勤。
週に1回は、私一人で実母の家に一泊し、お互いに距離を置いて、新鮮な風を通す形に。
実母の庭の近くの桜は6分咲き。
未完成の疾走感が漂う、学生のような美しさ。
第一志望校に合格した子供達と一緒に、私も一人の学生として6年間を卒業した気分。
自分史上、最高の桜。
一生忘れられないくらい強烈に、脳裏に焼き付けたい。
そして、春休み中の子供達は、2日後に、兄弟2人だけで、片道3時間かけて電車を乗り継ぎ、この桜を観に来る旅の予定。
天気も回復する頃、彼らが目の当たりにするのは、
満開の桜だろうか。