千葉龍一のブログ

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食べ物のことや仕事のこと(出所者の就労支援等)などを投稿していきます。

先日、ある男性を再び受け入れました。



正直に言えば、この判断が正しいとは言い切れません。
むしろ、リスクだけを見れば、やらない方がいい選択かもしれません。

彼は一度、うちの施設で問題を起こしています。
当時は弁護士に相談するほどの状況になり、結果として退去。
その後、逮捕され、刑務所に入り、つい先日出てきました。

普通に考えれば、もう関わらない。
それが一般的な判断だと思います。

でも、今回、彼から一本の電話がありました。

やり直したい。
もう一度だけチャンスをください。

電話越しでしたが、その言葉は軽くは聞こえませんでした。

もちろん、人は簡単には変わりません。
それは現場で何度も見てきた事実です。

だからこそ今回の受け入れは、期待ではなく覚悟です。
また同じことが起きる可能性も、正直あります。

それでも受け入れたのは、
ここで線を引くことが本当に正しいのか、
自分の中で答えが出なかったからです。

彼にとって、今回が最後のチャンスになるかもしれません。
そして、ここでまた転べば、次はもっと戻れなくなる可能性が高い。

社会は「やり直せ」と言う。
でも実際には、一度外れた人に対して、
もう一度リスクを取って関わる人はほとんどいません。

だから再犯は繰り返されます。

今回の判断が正しかったのかどうかは、まだ分かりません。
実際に、同じことの繰り返しになったこともあります。

それでも、
「やり直したい」と言った人に対して、
本当にもう一度関わる社会にならない限り、
同じことはこれからも繰り返されると思っています。

この選択がどういう結果になるのか。
それも含めて、自分の責任で引き受けていきます。

最後に、いつも物資を送ってくださる皆さま、本当にありがとうございます。
今回いただいたお米の送り主が分からず、もしお心当たりのある方がいらっしゃれば教えてください。





ご寄付はこちら
今回、東洋経済オンラインで取材していただいた記事の第二弾です。



何度裏切られても、なぜ続けるのか。
その理由を、そのまま話しています。

正直、批判的に見る人もいると思いますし、
被害者支援を優先すべきという声もあると思います。

それも分かった上で、それでも自分がこの仕事を続けている理由を、知ってもらえたらと思います。

ぜひご覧ください。

今回、東洋経済オンラインで取材していただきました。




保護司という制度の話です。

無償で、時間も取られて、責任も重い。
場合によっては危険もある。

正直、この数字は当たり前だと思います。

ただ、現場にいると別の現実も見えます。

出所した人が誰とも関わらずに社会に戻ると、
ほとんどの場合、孤立します。

そして孤立した先で、また問題が起きる。
これは何度も見てきました。

制度がどうこうというより、
結局は「誰が関わるのか」という話だと思っています。

関わらないままでいいのか。

そんな視点で読んでもらえたらと思います。