千葉龍一のブログ

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食べ物のことや仕事のこと(出所者の就労支援等)などを投稿していきます。

先日、112人目の出所者を受け入れました。

2月は、うちにとっては出入りの多い月でした。

まず一人、卒業。

なかなか賃貸物件が決まらず時間がかかりましたが、市役所の方にも力を貸していただき、ようやく新しい住まいが決まりました。

「これまで本当にありがとうございました。」

そう言って出ていく背中を見るたびに、寂しさや心配はありながらも、どこかほっとする気持ちになります。

その後、少し前まで入居していた方が逮捕。
軽微な罪で罰金となり、再びうちへ戻ってくることになりました。




そして、そのあとに112人目。




出ていく人がいて、
戻ってくる人がいて、
初めて来る人がいる。

少なくとも、うちはそういう循環の中にあります。

自立準備ホームという制度のもと運営していますが、その形や受け入れ方は、それぞれのホームごとに違います。

投稿が少なかったせいか、
「生きてますか?」と連絡ももらいましたが、ちゃんと生きています。

新たに受け入れた彼は、最初かなり不安そうでした。

帰る家がない。
所持金もほとんどない。
仕事も決まっていない。

ゼロからのスタートとは言い難い状況です。

それでも、寄付でいただいた食べ物を囲み、他の入居者と一緒にご飯を食べ、少しずつ言葉を交わす。

数日後には、表情がやわらいでいました。

人は急には変わらない。
でも、環境が変わると、少しずつ顔つきが変わる。

うちのホームは大きな施設ではありません。
できることも多くありません。

それでも、

出ていく背中を見送り、
戻ってきた人をもう一度迎え、
新しく来た人の荷物を一緒にほどく。

その繰り返しの中で、
マイナスをゼロに近づける場所であり続けたいと思っています。

2月は、そんな月でした。




#生き直し
#自立準備ホーム
#更生支援
#再出発
#ゼロに戻す
年が明けて早々、昨日は 埼玉保護観察所 にて、現在受刑中で仮釈放後に女性の自立準備ホームへ二度目の受け入れを予定している方との面接をチームスにて行いました。



「前回は、どこか中途半端だったと思っています」
「今回は、心も体も前を向いて、ちゃんと生き直したい」

そう語る姿は、とても静かで、でも強いものでした。
過去をなかったことにするのではなく、
責め続けるのでもなく、
“ここからどう生きるか”を自分の言葉で考えている。



支えてくれた人への感謝。
自分の弱さへの自覚。
再び社会に戻ることへの緊張感。

二度目だからこそ、甘えが出る可能性もある。
同時に、二度目だからこそ見えてきたものも、確かにあると感じました。

生き直しは、一気に変わることではありません。
焦らず、立ち止まりながら、時には人に頼りながら、一歩ずつ積み重ねていくものだと思っています。

本年も、現場で向き合い続けます。
うまくいかない瞬間も含めて、それでも「生き直そう」とする人の隣に立ち続けたい。

2026年も、どうぞよろしくお願いいたします。



今年のクリスマスも、各施設にチキンを届ける日。
いわゆる「サンタ千葉」

日中はゲストスピーカーとして横浜市立大学へ。
正直、夕飯に間に合うか少し焦りましたが、なんとか滑り込みセーフ。

街が一番浮かれる夜ほど、
「自分はこの社会に含まれているのか」と考えてしまう人がいる。
クリスマスは祝う日のはずなのに、置いていかれる人を量産する夜。
だからせめて、温かいチキンを食べる時間だけは、
誰も取り残さない夜にしたくて、毎年続けています。



司法浪人時代に、何度も支えてもらったファミリーマート。
年に一度、チキン野郎としてまとめ買いできるのも、自分なりの小さな恩返しだと思っています。

助けてもらったことは、忘れない。
だからこれからも、出所してきた人たちへ、
形を変えて返していきたい。






もし年末年始の支援にお力をお貸しいただける方がいらっしゃいましたら、
下記もご覧いただけるとありがたいです。

物資のご支援も引き続き受け付けています。
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ネットからのご寄付はこちらから。
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#チキン野郎の年末行脚
#クリスマスの夜
#誰も取り残さない
#出所者支援
#生き直し
現場から考える