新型コロナウィルスの蔓延が第四波に突入し、相変わらず、市が放送で外出自粛を呼び掛けています。

 

 そんな中なんですが、外はポカポカ陽気だし、運動不足解消のためと称して、いつものように軽く淀川の河川敷に散歩に出かけました。

 

 刈られた草も一面に芽吹き始め、ハトやムクドリ達がせわしなく餌をついばみ、ツバメが羽化した水生昆虫を狙って水辺を飛び交っています。

 

 道を歩いていると、ムクドリの集団が目の前の芝に舞い降りて来て、せっせと餌をついばみ始めました。それを眺めていた時のことです。ムクドリ達が突然、大慌てで一斉に飛び立った、と思った矢先、「シューーーー!!!」という、なんとも言葉では表現できないような風切音が一瞬聴こえたのです!!

 

 辺りに注意をはらうと、ムクドリよりも少し大きめの鳥が、ムクドリ達が逃げた方向とは反対側の川の方向へゆっくりと飛び去っていくのが見えました。

 

 「ハ、ハヤブサと違うん!!」

 

 いやあ~、年甲斐もなく興奮してしまいました。その鳥は大日に二棟ある大きなマンションの方角に飛び去っていきました。

 

 ここ、淀川の河川敷には、僕が確認しているだけでも、キジが普通に住み着いているし、ヌートリアや蛇やムカデやニホントカゲ、クワガタ、犬達が暮らしていて、まるで都会の中のオアシスのようです。そんなところに、ハヤブサが狩りにやってきても不思議ではないでしょう。

 

 いつか、実際のハヤブサの狩りの様子が観察できればなあ、と、また楽しみが増えたことがうれしかったのです。

 

 ※後で思い出したんだけど、淀川の芝生を散歩していると、時々鳥の羽が散乱しているのを見かけることがあったんですよね。今までは蛇やイタチの仕業かな?と思っていたんですが、ひょっとするとハヤブサの仕業だったりもするのかもしれません。

 今日、自宅でオーディオしている真っ最中、外出から帰ってきた母ちゃんが、「火事やで!!」と叫んだ。

 

 

 自宅マンションからももうもうと立ち込める煙が見えた。(写真は自宅からではない)

 

 美鈴紙業というダンボールの工場で激しい火災が発生したようだ。僕は偶然だが、今朝、いつも通っている歯医者へ行くのに、その近くを自転車で通ったばかりだった。

 

 大規模な消化活動が鋭意継続されているようだが、勢いを増した炎の恐ろしさはハンパ無い。

 

 地震、雷、火事、親父。これらに遭遇してしまった場合、もはや祈るしかなさそうだ。

 

 誰一人として命に別状が無いことを、祈る。

 今年も桜の季節がやって来ました。家の近所の桜も9割方開花してきているみたいで、朝からさっそく、自転車に乗りながら淡いピンクの色彩を楽しんできたところです。

 

 さて、発表されてからすぐに発注したFE168SS-HPが「やっと」(笑)手元に届きました。届いたからには、重い腰を上げて、さっそく交換作業に入りました。

 

 まずは重いスピーカーを引っ張り出してきて部屋の真ん中にゴロンと寝かします。定位置に居るときにはあまり感じなかった威圧感を感じます。オリジナルのD-37とは違い、奥行きが490mmもあるのです。

 

 まずはネジの頭に入れた「ひっつきむし」を耳かき(←本当です笑)でかき出しました。

 

 久しぶりに中を覗きます。表は無塗装なんですが、なんと!中はウレタン塗料でがっちりとコーティングしています。当時、しばらく部屋から塗料の匂いが消えなかったことを思い出しました。

 

 新旧ユニット比較。ぱっと見、色が違うだけです。

 

 FE-168ESより奥行きが長くなっていて、自分のボックスの場合はそのままではヨークの底がつっかえて取りつかないので、ワンオフの厚み3mmの銅板のスペーサーを「かっぱ堂」という試作屋さん

 

 

に作ってもらいました。素人の個人に対して、CAD図面起こしや寸法間違いの訂正をおこなっていただき、おまけに相当リーズナブルな値段の見積もり(サラリーマン設計者として長年、板金や樹脂の試作をいろんな試作屋さんにお願いしてきた経験があります)でしたので、気持ちよく発注させていただきました。

 

 これを使うことで、ヨークの裏に3mmの隙間が確保できるという算段です。一つ誤算があって、上の写真のように、ボックスの内部にフェルト(厚み5mm)を貼ってあったため、写真のような位置に内部のケーブルがあると、ヨークの底が乗り上げてしまって、ユニットが浮いてしまうというトラブルに見舞われました。ケーブルがヨークの裏に来ないように取り廻すのに少々手間取りました。

 

 そして完成!全く違う見た目になりました笑。

 

 さっそくいろいろ聴いていますが、真っ新なのにまったく普通の音がします。一聴、全体的には168ESとよく似た音がしますが、耳をすますと、アチコチ違うようです。

 

 かれこれ18年も使ってきた168ESには熟成された部分もあれば劣化した部分もある ( それにしては劣化した雰囲気は微塵も感じないタフなユニットだ ) だろうし、片や新品のSS-HPが真価を発揮するには、ある程度の準備運動が必要です。まずはこの状態での比較になりますが。。

 

 ザ・バンドのSACD『ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク』の一曲目、『Tears of Rage』のバスドラがグーンと下まで延びていて気持ちいいったらありゃしない。ESと比較して勝っているかどうかはまだ断言はできない感じですが。。また、今まで気が付かなかった情報が中高域にシャカシャカ現れました。

 

 松田聖子のSACDでは、バックミュージックは全体的にローエンドが伸び、情報量や左右への音の広がり感がほんの少し増したように感じました。でも、肝心の声の方が、これもほんの僅かですが「硬さ」みたいなものが出てきたようです。佐井好子や山崎ハコ、イーディ・ゴーメの声にもわずか ( ほんの僅か、曰く微妙に ) に似たような印象を感じました。これがエージングでどうなるか?が楽しみですね。

 

 でも、最近ハマっている松原みきの『-CUPID-』では、よりいっそうの色っぽさが増していて ( メロメロにされてしまいました笑 ) 、正常進化している部分もあるのかもしれませんので、これからが楽しみです。

 

  ツェッペリンやクリムゾンのジョージ・ピロスがマスタリングしたレコードでは、いつものようにバスドラムがハフハフとせまってきて気持ちいい!ESでも同傾向でしたが、この部分はすでにSS-HPの方が上回っているような感じもあり、エージング無しでのこの現象は少し不思議です。ESが劣化していた!という線もあるのかもしれません。。また、「空気室」の実効内容積がわずかに「減った」ということも微妙に作用している ( 簡単なシュミレーションソフトでみるかぎりローエンドが伸びるみたいなんですが、真偽は不明です ) のかもしれません。

 

 そんな感じで、悪い方向には行っていない(←アタリマエか!)ようなので、このままコイツとしばらく付き合っていきたいと思います。

 ニンフをいくつか巻いて、趣が乗ってきたので、昔から何度もトライしているヴィンセント・マリローナのソラックス・ダンを巻いてみました。

 

 『フライの雑誌 36号』のスタンダードフライ・タイイング図説に載っているものです。

 

 

 シンプルなフライなんですが、ハックルをX(エックス)状に巻くのがむちゃくちゃ難しくて、何度も何度も失敗を重ね、ようやくそれらしく巻けるようにはなってきましたが、まだまだ先は長そうです。

 

 キモはハックリングする部分であるウィングの根本の部分にダビング材で小さな玉状(直径1.5~2mmくらい)の下地を作ることと、ハックリングを終えた後にウィング前方にダビングする際に、ハーフヒッチャー等を使って、ハックルを巻き込まないようにすることだと睨んでいます。が、そうは簡単にはできないんですよねえ、コレが。。

 

 実は、わざわざそんな難しい巻き方をしなくても、普通にハックリングして、ハックルの下部をハサミで切ってしまっても、普通に使えるソラックス・ダンはできるんですが、僕がこの巻き方に拘るのには訳がありまして。。

 

 昔々、大阪日本橋にあったフライフィッシングショップ「モンタナ」で店主にこのフライを見せてもらったことがあったんです。

 

 店主「コレ、ソラックス・ダンやで。」

 

 僕「あ、ハックルの下切るやつですよね!」

 

 店主「切ってへんわい!」

 

 今でもありありと思い出せます。軽くカーブした大き目のコロンとしたウィングで、シャキーンとX字型にハックリングされ、「ふーっ!」と息を吹きかけるとそのまま飛んでいってしまいそうな生命感を宿しながら、店主の手のひらにとまっていたんです。

 相変わらずのコロナ巣ごもりの週末、そろそろ渓流も解禁だし、超久しぶりにフライでも巻いてみるか。

 

 解禁当初はやっぱりニンフ、ということで基本中の基本、ヘアーズ・イヤー・ニンフかな、と思ったところ、イヤ待てよ、どうやって巻くんだっけ笑!

 

 あまりに久しぶりなので巻き方をすっかり忘れてしまいました。あわててフライ関連の書物をひっくり返して調べたところ、良さそうな教科書が見つかりました。

 

 『フライの雑誌 28号』所収の備前貢さんによるスタンダ-ドフライ・タイイング図説。その第一回目が定番のこのニンフなのです。

 

 さすがに中身は著作権の関係でお出しできませんが、フライの雑誌に連載されたこのシリーズは、高瀬ひとみさんの、どこか優しく、素敵なイラストと共に(最初の4回までが高瀬さんのイラストです)、フライ・タイイングを少しかじったレベル以上の人にとって、これ以上ない程優れた教科書になっております。全くのゼロから始められる方はもう少し初級の教科書も手元にあれば大丈夫です。

 

 このシリーズをまとめて別冊か何かで出してくれませんかね、フライの雑誌社さん。

 

 さて、僕はパックされたマテリアルを使います。白っぽいのを胸、グレーっぽいのをお腹にしてみました。あ、単なる思いつきで、意味はありませんね。

 

 フックは3761が巻きやすいですね。ほんと、島崎憲司郎さんのTMCフックは細部まで良く考えられて設計されているので、こういったド・定番が他にいくつも存在しています。

 

 材料と道具はあり合わせ。

 

 このフライには、巻く人ごとにいろんなフォルムがありますが、僕はふわっと、ファジーな感じが、「釣れそう」だと思うので、このような感じにしています。で、フライにしてもルアーにしても、使う人が「釣れそう」と思えるかどうかが全てなんだと感じています(私見ですが)。

 

 ここ数年(いや、それ以上)渓流にはほとんど行けていないのですが、今年はちょっと積極的に行ければいいな、と思っています。