こんにちは。
本日は 「内視鏡額挙上」 について、実際の手術内容や適応、回復、見え方について整理してお伝えします。
額挙上とは?
加齢や表情の変化によって、額のしわや眉の下垂、目元の重さが気になる方は多いです。
この原因は単に皮膚がたるむだけでなく、眉や額周囲の支持構造が下方に移動することにあります。そこで 内視鏡を使った額挙上手術 を行うと、眉から額をバランスよく持ち上げ、若々しく柔らかな印象を取り戻せます。
内視鏡額挙上の特徴
・約1.5~2cmの短い切開線
・内視鏡で組織を可視化して安全に操作
・ヘアライン部分に切開線が入るため傷跡がほとんど目立たない
・傷跡も比較的少なく、脱毛も起きにくい。回復も早い
具体的には、ヘアライン内側の小さな切開から内視鏡を挿入し、額や眉の筋膜・組織を慎重に剥離。エンドタインを使用せずに縫合糸を使用します。ボーン・トンネリング固定法を採用しており、エンドタイン時に起こりえる異物感や感染リスクを減らすことができます。
当院ではできるだけ毛髪を温存する切開法で5か所切開を行います。
★額には眼窩上神経と滑車上神経が分布しています。手術時にこれら神経を温存することで額と頭皮の回復を早めます★
対象
額挙上は対象の年齢幅も広いです。
・眉が下がって目元が重く見える方
・目元だけの手術では効果が出にくい方
特に眉と目の距離が狭く見える方や、眉の下垂が原因で上瞼が重く感じられる方には単なる二重だけでなく、額挙上を組み合わせることが大きな改善につながることが多いです。
改善部位
・額の下がりが改善することですっきりした目元になる
・額が下垂していたことにより隠れて見えにくくなっていた二重まぶたのラインが、自然に明瞭に見えるように変化する
・普段から額を使って眉を上げる方は眉を使う癖が少なくなる
・額の凹凸が改善されて滑らかになり、以前よりもややボリューム感のある額へと変化する
併用すると良い手術
・額縮小
⇒額挙上手術は術後に額が4~5mm程広くなります。元々額が広い方などは一緒に額縮小手術を行うと満足度が高くなります。
手術時間とダウンタイム
・手術時間:1時間程度
・出血:術後の血腫を予防するために術直後から血袋を着用し帰宅します。翌日治療ご来院時に血袋を抜去します。
・感覚異常:手術後しばらくは額の感覚異常が起こりますが、大体は経過とともに6か月ほどで改善します。
・傷跡:髪に隠れ傷跡は目立ちにくくはありますが、6か月間は自宅での傷跡ケアを行います(傷跡ゲル、傷跡軟膏塗布)
・抜糸:10日目
どの手術にも共通しますが、術後の腫れや内出血、頭皮のしびれなどは一過性に起こり得ます。内視鏡を使うことで組織損傷を最小限に抑えられますが、個々の解剖や状態によって経過が異なるため、十分なカウンセリングと計画が大切です。
内視鏡による額挙上は、傷跡を極力抑えつつ、額・眉・目元の若返りを目指す術式です。
眉や額のたるみが顔全体の印象に影響している場合、瞼だけへのアプローチでは不十分なことが多く、上顔面全体のバランス改善が重要になります。
症例写真
50代







