助成金申請手続きは、「雇用関係助成金」や「労働条件等関係助成金」など、助成金の種類によっても多少異なりますが、おおよそ次のような流れになります。
■助成金申請手続きの流れ
①【対象事業主】※1、2
↓
②【成果目標】※3
↓
③【交付申請書・事業実施計画書】※4
↓「計画申請」
④【交付決定】※5
↓
⑤【取組み】※6
↓
⑥【支給申請書】※7
↓「支給申請」
⑦【支給額の決定】※8
※1、労災保険に入っている事業主を対象としているのか、雇用保険に入っている事業主を対象としているのか、助成金の種類によって要件が異なります。大まかには、雇用関係助成金なら雇用保険、労働条件等関係助成金なら労災保険となりますが、念のため、各助成金ごとに確認する必要があるでしょう。
※2、直近の期間に従業員に対して会社都合の解雇をしていると助成金の対象から外れることがあります。
※3、国が事業主に対して希望している労働政策上の課題があります。
※4、提出期限(〆切)あり。予算枠あり。
※5、交付決定を受けてから初めて取組みのアクションに入ります。交付決定を受ける前に設備投資など金銭的な支出をしてしまうと助成金の対象から外れることがあります。
※6、成果目標が達成できるとされる具体的な取組み。国にその内容を認めてもらってからアクションに入り一定期間の実績を積みます。
※7、提出期限(〆切)あり。
※8、助成金の種類によって多少の差異はありますが、「助成額(上限あり)=対象経費の合計額×補助率」の計算式におおよそ当てはまります。助成額=支給額、補助率=助成率。
特定社会保険労務士 尾沼昌明
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