平成24年度のこと。 | 公務員ってこんなもん。

公務員ってこんなもん。

ある地方公務員の日常。
仕事もプライベートも、日記を通して公務員の実際をつづります。
なぞの職業「公務員」もこれで完璧?

今日は、ちょっと昔のことを振り返ってみたいと思います。

まずは平成24年度の私。

ちょうど、更新が滞りはじめた頃のことですね。


この年。

わがまちでは機構改革があって。

私が担当していた『地籍調査』業務が、別の部署に移管されました。

そこで問題になるのが、この業務をだれが担当するか。。。

何せ、この業務に詳しいのは、役場の中で私一人。

私が、誰かに仕事を引き継ぐたびに、引き継いだ相手が

先に異動していく、ということが10年の間続いてきたので

この結果は当然といえば当然です

じゃあ、私が仕事と一緒に異動すればいいと思いますよね。

実際、私もそう思っていました。


ところが、もう一つ。

これも記事にしたことがありますけど

農業分野での障害者就労の推進という、首長さんの特命で進めてきた仕事があって

この仕事も、首長さんから私をご指名で担当することが求められていました。

で、この仕事はもちろん移管されず、元の職場に残されました


ということで、私に求められる仕事が

二つの部署にまたがる形になりました

さぁ、私の立場は、異動はどうなるのか。。。

その結果は、何と二つの部署の兼務辞令・・・



1年間何とか頑張りましたが、二人分を一人でこなすのは辛かった・・・

例えば

日中は、一方の職場で仕事をして、時間外にもう片方の仕事をするとか

一方の職場でずっと座っていないといけないときには

パソコンの画面に、両方の仕事のファイルを表示して、両方同時進行で片付けるとか

もうね。

自分でも何をやってるのか、わからないような状態でした。


同じ兼務でも、似たような仕事で、部署も近ければ

まだそれほど負担にも感じなかったのかもしれないですけど

仕事の中身は全然違うし、職場は建物の端と端。

フロアだけでも同じだったのが、唯一の救いでしたけど。


自分も辛かったけど、双方の同僚や上司にも、ずいぶんと迷惑をかけました。

そりゃそうですよね。

「これ、やっといて」って言われても

「すいませ~ん、今からあっちの仕事しないといけないので」

という状態だったわけですから。


ホント、能力もないのに、無理な仕事を引き受けるもんじゃないってことが

身にしみました・・・