今日、見てきました。
評価については、どうでしょうかね。
戦争ものとしては、やや戦闘シーンは物足りないかも。
ヒューマンドラマとしては、人物描写の掘り下げが少し足りないような気がします。
ただ、その両者の絶妙なコンビネーションは、やはり福井晴敏だなあと感じました。
恐らく、映画のテーマは福井作品に共通する『生きろ』というメッセージだと思います。
そこに、日本軍と米軍、敵として戦った両者の司令官同士に
友情にも似た感覚が芽生え、最後にそれをお互いに確認する
という形で結実する。
そして、そのストーリーの根底に、ひとつのメロディーがある。
このあたりは、同じく福井作品の『終戦のローレライ』にも通じるものがあるように感じます。
いずれにしても、良くも悪くも福井ワールドを感じさせる作品だと思いました。
私は、好きですけどね。
だから、福井晴敏が書いたノベライズも読んでみたいなと思います。
それから、原作の池上司著『雷撃深度19.5』も。
機会があれば、その感想もアップしたいなと思います。
最後に、この映画はエンドロールまで見たほうがいいですよ。
今日も、一緒に見てた方のほとんどがスタッフロールが流れ始めると
席を立ってしまわれてましたが
最後の最後で、象徴的なシーンがエンドロールの間に挟まれてますから。
私は、映画はエンドロールまでが作品だと思ってますが、ね。