校区再編と耐震補強 | 公務員ってこんなもん。

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ある地方公務員の日常。
仕事もプライベートも、日記を通して公務員の実際をつづります。
なぞの職業「公務員」もこれで完璧?

本当は昨日更新するつもりだったんですが

金曜日にPTAの役員会がありました。

本来のテーマは夏休みのプール自由水泳についてだったんですが

それよりも、役員会に先立って開催された

PTA連合会の緊急会議での内容が紹介され

そのことのほうに関心が向いていました。


その緊急会議のテーマが「校区再編」。

内容は、小規模校を統廃合して学校の数を減らすということ。

PTA連合会では、教育委員会から担当者を呼んでその内容について

説明を受けたそうです。

当然、その場では統廃合の対象となる学校の単Pの方から

いろいろと意見や批判があったらしいです(私は出席対象ではないので)。

でもPTA連合会にも、教育委員会にも知人はいて

いろいろと話は聞いていて、大体現場の状況も想像できましたが

まあ当然、紛糾はするだろうな、と思いました。

この問題については、やはり非常にデリケートな問題でもあり

幸い私の所属する小学校は対象からは外れましたが

統廃合の対象となれば、それを避けたいというのは人情だと思います。

しかし、全国的にも複式学級をとるような小規模校は次々に統廃合になり

行政自体が大合併で効率化に突き進む時代において

わがまちの教育だけが蚊帳の外ではいられない。

どうしても、避けて通れない問題だと思います。

ノスタルジーとして、自分の母校や、子どもの通う学校がなくなることは

つらいことではありますが

教育現場でも例外なく予算が削られる中で

教育内容の充実を図るためには、どこがで割り切らないといけない部分がある。

私が行政関係者だからなのかもしれませんが、

そのように感じました。

このことについては、わたしたちのPTA会長さんから

23日に開催されるPTA連合会の会議に出席するよう

指示がありましたので、機会があれば意見も言ってこようと思っています。


それから、もうひとつの大きな問題である「校舎の耐震補強

うちの小学校ではすでに教育委員会からPTA役員へ説明がありましたが

わがまちでも最古の校舎だけに、建て替えの要望は保護者からも多かったのですが

耐震工事はまち全体の学校で、急がなくてはいけないという中

うちの小学校にたくさんの予算をつぎ込み、他の校舎を後回しにするということが

果たして許されるのか、という議論を行って

何とか保護者の理解を得ることができました。

誰しも「うちだけがよければ」ではいけないということには

理解を示していただけるということですね。


しかしいずれにしても

二つの大きな問題を目前にして

えらいときにPTA役員になってしまったなあと嘆息しつつ

逆に考えれば、そんなときに選ばれたということは

それだけの役目、使命が与えられたんだと思うことにして

逃げずに、正面から取り組んでいきたいと思います。