明日15日(日)は桶の製作実演会です。
少し前の日本、それも極身近に存在していた手工芸が
音も立てる事無くひっそりと姿を消していきました。
「世情」・・・とひとことで言えばそれが原因ですが、
人には損得とか、合理的といったもの以外に大切な価値観は
あると思いますね。
その消えた手工芸の一つが「桶屋さん」
昔はお風呂の桶や盥(たらい)、味噌や醤油やお酒の食品に樽を使い、
はたまた人の最終の住処も「桶」でした。
・・・が、しかしもっと便利で耐久性があり、安価なモノが出来たことで
「用」の枠から外されたのが桶でした。
現在は昔からの習慣が残るところ(例えばお墓参りの手桶やお祭りの
樽太鼓など)に、その「用」は残されていますが、
いっぱしの職人の生活を守るには少々苦労が伴うのが現実です。
このたびの「ドッグハウスプロジェクト」では、
モノづくりが潜在的に持つ“自由な創造力”を活かしたいという事で、
「桶」に着目しました。
樽の特性は、言わずもがなですが気密性に優れ、素材が木であること。
その特性に着目してご提案し、オーナーさんからもOK!を頂いて実現します。
明日は桶製作に欠かせない独特の道具などを
on the table に持ち込んで、作業します。
自由にご見学いただけますので、どうぞ!!
「桶」製作実演会
1月15日(日) 11:00~15:00
ノラ・クチーナ向かい 「on the table」にて