高倉和也の朝令暮改

高倉和也の朝令暮改

お笑い芸人・高倉和也のブログです。

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さてさて。

早速ですがちょっとしたお知らせです。

 

今までここで投稿してきたゴジラ怪獣関係の記事ですが、今後は別のSNSで投稿していくことといたしました。

文章量も増える一方でしたし、あんまりこちらでガッツリオタ趣味の内容で書くのも違うかと思いましたので。

 

今後、特撮・怪獣関係はこちらに書きます。

https://note.com/notes

 

アメブロでは、それ以外のゆるめな内容で続けていこうかと。

なんですかね。料理レシピとか?

そんな感じで検討中です。

 

アメブロで書いた今までの怪獣関係記事は、このまま残しておきます。

内容を改定したものを、順次noteに投稿していく予定です。

 

そんなわけで、今後ともお願いいたします。

説明

妄想料理レシピとは、普段の生活では作れない料理をどう作るか妄想する遊びです。

普通ならとても買えない食材、かけられない手間、見たこともない調理器具。

頭の中でそれらをいくらでも使って、空論でしかないレシピを書いてみます。

 

今回妄想したのは、グリルチキンサンド。

なんの制約もないわりには妙に現実的な内容の、僕の想像力の限界を感じるレシピです。

材料

食パン…二枚
鶏むね肉…一枚
トマト…輪切り二切れ
レタス…一枚
玉ねぎ…1/4個
スライスチーズ…二枚
 
オリーブオイル…適量
ニンニク…一片
乾燥バジル…適量
塩・胡椒…適量
 
マヨネーズ…適量
粒マスタード…適量
 
作り方
 
1.鶏むね肉の下ごしらえ
鶏むね肉を観音開きし、肉たたきで薄くのばす。
余分な水分と臭みを取るため、全体に少し強めに塩を振り、ジップロック等に入れ冷蔵庫で二時間ほど寝かせる。
十分に寝かせたらむね肉を水洗いし、余分な塩分を落とす。その後キッチンペーパーで水分を取り除く。
ジップロックにむね肉、すりおろしたニンニク、オリーブオイル、乾燥バジル、塩コショウを入れ、良く揉んでから冷蔵庫で一晩寝かせる。
 
2,野菜の下ごしらえ
玉ねぎはスライサーで薄く切り水にさらす。
トマトは輪切りにしてキッチンペーパーで水分を取る。
レタスはちぎったりせずそのまま。水につけておいてパリッとさせる。
 
3,色々焼く
グリルでむね肉を焼く。
フライパンにオリーブオイルを入れ、トマトを焦げ目がつくまで焼く。
食パンを焼く。
 
4,仕上げ
食パンにマスタードとマヨネーズを混ぜたものを塗り、チーズを一枚ずつ乗せる。
焼いたむね肉、トマト、玉ねぎ、レタスを挟む。
上から体重をかけて良い感じに押しつぶす。
包丁で二つに切り分けたら完成。
 
味の感想(妄想)
 
パサパサしがちな鳥のむね肉ですが、焼く前にしっかり叩いてオイルに漬け込むことで、その食感を緩和しています。
トーストサンドは口の中の水分を全部持っていかれがちですが、マヨネーズ・マスタードの酸味、生玉ねぎの辛みが刺激になるのでそこまで気になりません。
トマトを焼いておくことで青臭さを緩和し、熱が入ることでうまみが増しています。
全体として、むね肉のあっさりしたうまさをベースにトマトのうまみがプラスされ、一口目は酸味と辛みのさわやかな味、シャキシャキした野菜の食感を楽しみつつ、後半になるとチーズの濃厚な後味が効いてくるような設計になっています。
あえて個性の弱いむね肉を使うことで、ほかの食材の個性を引き立たせる狙いもあります。
 
たぶんうまいよ。

まだやるんかい

一か月以上続いた欲望のままのメカゴジラ編。

前回で終わりにする予定だったが、一応今回は番外編ということで。

今までのメカゴジラ達から好きなところだけを集めて、勝手に妄想の最強メカゴジラを考えてみた。

 

ちなみに僕はこういう好きなものを組み合わせる的なことが結構好きだ。

料理でも、ラーメンにチーズを足してみたり、カレーに好きな揚げ物を二つ三つ乗せてみたり。

なんなら、そのカレーには牛豚鳥とメジャーな肉が全部入っていたりする。

今回の記事もそれと同じ。

くどくてしつこい内容だということだ。

 

これが、30過ぎの男が考えた妄想メカゴジラだ!

全高:110メートル

重量:17万トン(バックパック・装甲分離時は14万トン)

飛行速度:マッハ5(バックパック・装甲分離時はマッハ1)

動力:生体転用式原子力発電機

 

開発経緯

ゴジラ抹殺を目的に開発された決戦兵器。

元々は、過去の迎撃作戦において全体積の60%近くを失いながらも、なおも身体を再生しようとするゴジラを封じ込める拘束具として開発が開始された。

ゴジラの心臓部である生体原子炉から発せられるエネルギーを逃がす研究の過程において、発生した熱エネルギーを電力に転換する技術を副産物的に獲得。

さらに、発掘された超古代文明の巨大戦闘兵器の技術を転用することが可能になったことで、戦闘用二足歩行兵器として再開発された。

 

機体設定

メカゴジラは、攻撃により負傷し自立移動が不可能になったゴジラをメインフレーム及び動力源として使用している。

表皮のすべてとほとんどの筋肉組織を失い、骨格と内蔵周辺の筋膜および心臓部周辺の循環器だけが残ったゴジラだが、驚異的な生命力により約五十年で行動可能なまでに身体を再生することが判明。

このダメージを与えた兵器は使用と同時に破損、再建が不可能であったため、その場しのぎに抗核エネルギーバクテリアで生命活動を抑制。

残った体組織を金属でコーティングし再生を妨げ、心臓部である生体原子炉から発生する熱及び放射線を遮断するためシェルター内に格納された。

高温を発生する生体原子炉を水冷方式で冷却する中で、ゴジラの心臓を利用した発電技術を確立。

よって、メカゴジラは体内の生体原子炉により長期間無補給で駆動することが可能である。

ただし、攻撃兵器に使用される電力は発電システムではなくそれぞれに対応したバッテリーから供給される。

緊急時に生体原子炉から各武装に電力を供給することはできるが、メカゴジラ本体の駆動力は落ちる。

生体原子炉内に放射性物質を投入することで電力が供給されるが、同時に新陳代謝も促進されるため、出撃のたび少しずつ元のゴジラに近づいていくことになる。

 

装備した兵器の多くは現代技術によるものだが、背中に装備されたバックパックは発掘された超古代文明の技術を転用したもの。

発掘されたのは大型の直立二足歩行型戦闘兵器であったが、ほとんどの技術の解析は不可能。

破損した部分やかさばるフレーム部分を取り除いたうえで組みなおすことで、作動原理は不明のままバックパックとして転用している。

 

装備

メガバスター

口腔内に装備した光線兵器。

ゴジラの熱線に匹敵する威力。

 

アブソリュート・ゼロ

胸部に装備した絶対零度砲。

相手を凍結し分子レベルで崩壊させる。

消費電力が大きく他の装備よりも大容量のバッテリーが使用されているが、それをもってしても使用できるのは一発だけ。

 

スパイラルクロウ

右手に装備した近接格闘兵器。

手の指が纏まり変形することで使用する。

ドリルのように回転しゴジラの皮膚をえぐる。

 

粒子拡散式プラズマグレネイド

左手に装備した攻防一体兵器。

両肩と腰の左右にある磁場発生装置によりコントロールする。

左前腕から耐熱金属の細かな粒子を放出し、磁力により任意の位置に壁状に固定。

ゴジラの熱線を受け止めるとともに粒子に熱エネルギーを蓄積する。

その後粒子を球状に急速に圧縮し、圧力によりさらにプラズマ状にまで加熱された状態で発射する。

 

バックパック

四連装小型ミサイル砲一対、ビーム砲一対、ジェット噴射による飛行装置が一体化している。

未知の技術によるミサイル供給装置により、無尽蔵のミサイル攻撃が可能。

ビーム砲からはプリズム状の光線が発射される。

飛行装置の稼働原理も不明であり、内蔵された動力源すら解析ができていない。

完全に独立した動力システムにより稼働しており、ミサイルの原料となる金属以外一切の補給を必要としない。

また、状況に応じて本体から分離し自律機動兵器としても運用可能で、再合体もできる。

超古代文明の兵器から必要な部分のみを分離して作られており、本来はミサイル砲は腕に、ビーム砲は目に、飛行装置は足の裏に装着されていた。

 

装甲

耐熱合金による装甲が全身に装着され、内部のゴジラの身体を覆っている。

また、脛・肩・肘・腰には侍の着る甲冑のように追加装甲がある。

この装甲は超古代兵器から切り出されたものであり、現代技術最高レベルの強度である耐熱合金を凌ぐ強度がある。

必要に応じて追加装甲は強制排除することが可能で、重量が減ることで機動力が高まる。

 

ジェット推進装置

ふくらはぎと背中にジェット推進による飛行装置を装備。

ふくらはぎの装置は内蔵されており、使用時には装甲を開き内部から展開して使用する。

 

デザイン

本体のデザインはほぼ機龍と同じ。

これね。

長い尻尾もカッコいい顔も、アブソリュート・ゼロがある胸も同じ感じ。

 

追加装甲は、昭和メカゴジラの体表のイメージ。

この、腿とか脛、胴体あたりの装甲を切り出して侍風に装着。

 

背中のバックパックは、基本的なシルエットはガルーダ。

でもこんなに丸みのあるデザインではなくて、昭和メカゴジラ風に角ばった形に。

砲門は全部で四本になるので、画像のガルーダの砲門の上にミサイル砲を追加する感じ。

ミサイル砲のデザインはまんま昭和メカゴジラの腕だ。

前腕から先が砲塔になってついているような。

ちなみに、ミサイルを撃つときはもちろん手首が回る。

全然違う技術で作られているという設定なので、本体とは全然違う雰囲気のデザインになる。

 

解説

どうだ。

 

これが、30過ぎの男性の本気の妄想だ。

一応、ちょっと捕捉していきたいところを追加で書いておく。

 

まず、これまでのメカゴジラの技術のバックボーンはそれぞれ宇宙人、未来人、現代技術となっている。

宇宙と未来がもうあるなら、残っているのは古代文明くらいだろう。

なので、この妄想メカゴジラは超古代文明由来の技術が使われていることにした。

すべての技術が古代由来では面白くないかと思ったので、ブラックボックスにして原理は不明。

外付けの兵器として運用する感じにしてみた。

 

この「超古代文明の巨大兵器」は、もちろん昭和メカゴジラのことだ。

実は古代人がゴジラと大昔に戦ったけど負けてしまい、その時に使ったのが昭和メカゴジラと同型のものという設定。

その後、生き残った古代人は宇宙に逃げ、それがのちのブラックホール第三惑星人なのだ!ということだ。

昭和メカゴジラの無茶な設定の武器がどうしても使いたかったので、こういう設定で無理矢理組み込んでみた。

 

アブソリュート・ゼロとプラズマグレネイドは両方入れたかったのだが、装備する場所が結構近くになるのでどうしようか迷ったところ。

アニメ版のメカゴジラでナノメタルを使った熱線防御方法が出てきていたので、そこから考えてこんな感じに落ち着いた。

 

機龍のように中にはゴジラの身体がある、という設定がカッコいいので使ったのだが、そのまま骨が入っているのでは全く同じなのですこし変えてみた。

装甲ではなく拘束具というのはエヴァのパクリだし、骨に金属をコーティングするのはXメンのウルヴァリンのパクリだ。

いや、どっちも大好きだからつい全部乗せしたくて。

いやでも、動力源がゴジラの心臓とか、良くない?

闘ってるとだんだんゴジラに近づいちゃうとかさあ、良いでしょ?

映画のラストは過剰にエネルギーを供給されて、一気に身体を再生したゴジラが装甲を破ってメカゴジラの中から出てくるわけよ。

これよ。

 

心残りなのは、Gクラッシャーのようなワイヤー兵器と、メーサー兵器を入れることができなかったことだ。

冷静に考えると、ここからさらに追加で装備を増やすのはスペースの問題で現実的ではないと思ったのだ。

いい歳してこんな文章を書いている時点でもう冷静ではないし現実も見られていないのだが、こういう細かいところが妄想には大事なのだ。

 

賢者タイム

ふぅ。

いやあ、振り返ると結構な文章量になってしまった。

全部読む人がいるのか?

多分いないだろう。

それはそれとして、次に劇場で新しいメカゴジラが観られるのはいつだろう。

どんなメカゴジラが出てくるか引き続き妄想しつつ、ゆっくり待ちたいと思う。

 

いやあ、楽しかった。

昭和、Gフォース、そして機龍と、ここしばらくメカゴジラのことばっかり書いてきたこのブログ。

それも一応今回で最後の予定だ。

ま、今後もゴジラ関係のことを書いていくのは変わりないけども。

メジャーどころはほぼやっちゃったのでどうしたものか。

 

それはともかく、今回は機龍の劇中での活躍ぶりについて。

今までのメカゴジラには案外なかった、ロボット物で鉄板の戦いぶりに注目だ。

 

リアルとフィクションの良い塩梅・特生自衛隊

 

その前に、機龍二部作で大事な組織である「特生自衛隊」について話しておこう。

特生自衛隊は、特殊生物・怪獣に対応するために作られた自衛隊の一部隊だ。

母体は陸上自衛隊であり、武装や制服などにその名残がある。

特筆すべきは対怪獣用として配備されたメーサー兵器だ。

まあ、ビームが撃てる戦車みたいなものだ。

 

機龍二部作は、ゴジラ以外の東宝怪獣映画と緩やかに世界観を共有している。

この世界においてのメーサー兵器は、「モスラ」での原子熱線砲をルーツに持つ。

「サンダ対ガイラ」において陸自に配備されたメーサー光線車は多大な戦果を挙げた。

しかし、専守防衛の範疇を超えたその威力を自衛隊が持つのはいかがなものかという意見が噴出。

結果、通常の防衛出動にはかかわらない特殊生物専門の組織、特生自衛隊が誕生した。

 

という、なんともリアリティのある経緯で生まれた架空の組織なのだ。

ナショナリズムと絡めたこういう設定、当時中学生の僕にどストライクだった。

過去の怪獣映画の話を引用しているのもいい。

怪獣という脅威に対して自衛隊ならどう動くかがちょうどいいバランスで表現されている。

 

機龍二部作一作目 ゴジラ×メカゴジラでの活躍

 

さて、そんな特生自衛隊に配備されることになった機龍。

機龍を運用するために「機龍隊」というチームが結成される。

機龍を遠隔操作するだけなのに、なぜか鉄条網の下をほふく前進する訓練をしているエリート部隊だ。

機龍完成の記者会見中に出現したゴジラを迎撃するため、さっそく出撃する。

 

ちなみに、機龍は自力で飛べなくもないが、省エネのため戦闘エリアまでは護衛機に吊り下げられて移動する。

着いたらゆっくり地面に下して、戦闘開始というわけだ。

この移動方法、吊るすためのワイヤーが結構細いうえに、ワイヤーを接続する箇所も四か所しかない。

機龍建造に予算を使いすぎてこの辺はおざなりになってしまったのだろうか。

そんな運搬方法のわりに、子供向け野球教室が開かれている球場近くを通過したりするし。

近隣の住民からクレームがあってもおかしくない。

まあ、結構いろんな怪獣を撃退してるっぽい特生自衛隊だから、市民からの人気は高いのかもしれないが。

 

ゴジラと対峙した機龍はさっそく攻撃を開始。

レールガンにメーサー砲と、メカゴジラらしい遠距離戦を展開する。

このあたり、映画終盤の戦闘の前フリにもなっていて好きだ。

良い感じに戦闘を続けていた機龍だが、ゴジラの咆哮に反応し突如コントロール不能に。

突如暴走し、立ち去るゴジラを追わずに街を破壊し始める。

積極的に街を壊すメカゴジラは昭和以来なのでなかなか爽快だ。

街を壊すのにちょうど使いやすそうな小型ミサイルも装備してるし。

 

帰投後、暴走の原因はDNAコンピューターにあると判明。

ゴジラのDNAを使ったコンピューターがゴジラの咆哮に反応してしまったのだ。

さっそく、別の生き物のDNAを組み込むというジュラシックパーク的発想でちょちょいと改修。

バラとゴジラと娘の遺伝子を混ぜた博士は大変なことになっていたが、今回は機械の話なのでセーフだ。

 

まあ、そもそも外部からの音声を制御コンピューターに入力しちゃう構造に問題があるようにも思うが。

遠隔操縦なのだから音は操縦している航空機が拾えばいいわけだし。

それとも、やっぱり骨が中にあると骨伝導で音を感じちゃったりするのだろうか。

だとすると、機龍のコンピューターは音を信号化せずに直接振動で認識できる超絶新技術を搭載していることになる。

だとしてもそんな機能をつける意味がないし、やっぱり設計を見直すべきではないだろうか。

 

それはさておき、再び出撃する機龍。

先の暴走により世論は出撃に消極的だったが、首相の英断により出撃が決まった。

なんの因果か、首相役はこの人だ。

「VSメカゴジラ」にも出演していた中尾彬さん。

画像の役柄よりはだいぶ落ち着いた今作の首相役だが、やっぱりゴジラを倒したい執念は同じだ。

 

ゴジラ上空に近づく機龍。

空中でワイヤーを切り離し、月をバックに着陸する。

この、本来の運用とは違う無茶な出撃。

お約束だが熱いこのシーンが大好きだ。

人間と違って、機械は無茶なことはできない。

人間ならそれでも戦えるが、機械は無茶したら壊れるのだ。

だが、そんな機械が人間のような無茶をする。

その瞬間、機械に魂が宿るのだ。

 

怒涛の攻撃でゴジラを追い詰める機龍だが、戦闘中バックパックが破損。

オペレーター・家城茜の機転でゴジラに向けて強制排除する。

これ。これこれ。

またも本来の使い方とは違うことしちゃうやつ。

しかも、壊れた装備を有効利用するという攻撃方法。

なおかつ、バックパックと腕のレールガンを排除した機龍はより身軽に。

「高機動型」といわれる形態となり、格闘戦でゴジラと渡り合う。

今までのメカゴジラにはないがっぷり四つの殴り合いだ。

 

しかし、アブソリュート・ゼロの誤射によりエネルギーを失った機龍は沈黙。

この、必殺兵器を外してピンチになるのもお約束だ。

東京中の電力を集め送ることで再び立ち上がる機龍。

遠隔操縦がダメージの影響で不可能なので、メンテナンスブースに乗り込み直接操縦することに。

あぁ、これだよこれ。

この無茶加減が最高だ。

 

アブソリュート・ゼロの発射体制をとりつつ、ゴジラに突進する。

「行くよ、機龍!」

家城茜の叫びとともに始まる最後の攻撃はもう、たまらんね。

このシーンを観るためだけにもう十回はこの映画観てるからね。

 

それでもゴジラを倒すまでには至らず、決着は次作「東京SOS」へ持ち越しだ。

 

機龍二部作二作目 「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」

 

東京SOSでは登場怪獣にモスラが加わり、よりメンツが豪華に。

しかしまあ、その分機龍の活躍シーンはちょっと抑えめ。

戦闘描写ではバックパックが二段階で射出できるようになったり、スパイラルクロウでの攻撃シーンが見どころだろうか。

特にスパイラルクロウでの攻撃シーンは物理でゴリ押ししてる感があっていい。

 

それよりも、今作では生き物としての機龍の描き方が重要だ。

ゴジラ一作目で人類の水爆により住処を追われ、仕方なく日本に上陸しまたも人類により倒されたゴジラ。

機龍は、そんな犠牲者であるゴジラを死してなお戦わせるむごい兵器でもある。

それは正義の行いなのか。

葛藤の末、人類はゴジラ討伐後機龍を放棄することを決意する。

 

最終決戦のさなか、自我に目覚める機龍。

モスラの援護を受けつつ、ゴジラを抱きかかえ海の中に沈んでいく。

同族とともに、機龍は海底で眠りにつくのだった。

 

東京SOSでは、機龍の背負う悲しみが前面に押し出されている。

アメコミヒーローなんかでもオリジンに悲しい出来事があったりするし、やっぱり陰のある設定はカッコいい。

 

ロボットとヒーローのツボを押さえた機龍

 

以上が、映画での機龍の活躍だ。

ロボ物における熱いシーンと、ヒーロー的なキャラクター設定・描写が光る。

わりとがっつり定番というか、こういうキャラ付けの怪獣はゴジラでは珍しいように思う。

で、そのいろんなキャラクター性が全部背負える機龍がすごい。

「ロボット怪獣」というこれまでのメカゴジラの積み重ねられたイメージがあったからこそ、いろいろな要素を乗っけられたのだろう。

生身のヒーローと機械のロボットのちょうど中間というか、どっちの要素も乗っけられる個性がある。

生体ロボットという設定もキャラクター性にマッチしていていい。

まさにロボット・ヒーロー・メカゴジラのカッコいい要素を選んでいいとこどりしたような感じだ。

カッコよすぎてちょっとズルいよねぇ、という気がするくらい。

ラーメンにチャーシューとニンニク入れたらそりゃうまいよねぇ、みたいな。

でもまた食べに来ちゃいました、みたいな。

そんな感じだ。

 

なんだか脂っこい例えで話をしめてしまったが、今回は以上。

とにかく、機龍はカッコいいので、みんなも機龍二部作は観てみよう。

釈由美子さんが懸垂したりほふく前進しているのが観られるのは多分この映画だけ!