まずはクリックを是非お願いします!!

人気ブログランキング
「壊れるのは想定内、直せないのが想定外」
今回、お話したいテーマです。
「直したくても直せない」
「対応したくても対応できない」
賃貸経営の現場で、こんな経験はありませんか?
私は現場管理として、これまで何度もこの状況に直面してきました。
実はこれ、これから確実に増えていくリスクです。
〇はじめに
それにしても、暖かくなってきましたね。

春は花が咲き、街も少し華やかになります。
一方で現場はというと、そんな穏やかさや華やかさとは無縁です。
ここ最近も、入居直後に起こりやすい騒音トラブルへの対応、暖かくなって増えてきたエアコン不具合への対応、そして通年で発生する漏水対応などが続いており、
オンサイトマネジメントの現場は、今日も慌ただしく動いています。
〇部材の高騰、品不足の話が
そんな中、先日、工事スタッフから気になる話がありました。
ユニットバスの出荷停止。(ニュースでも出ていましたが)
住宅設備や関連部材(防水材・塗料・シンナーなど)の不足、そして価格の上昇。
さらに最近では
給水・給湯配管(ポリエチレンの配管)や継ぎ手などが不足し始めているとのこと。
(ホームセンター等でもない、あってもコストアップは確実にある状態)
ちなみに、配管は、この写真の赤い部分が例になります。

〇ここで考えてください。
その部材が入らないとどうなるのか?!
ここで考えてみてください。
もし、ユニットバスもそうですが、これらの部材が入らなくなったらどうなるか?
「新築が建たない」「工期が大幅に遅れる」「建築コストがあがる」
確かにそれも問題です。
しかし、賃貸の現場として本当に怖いのは別のお話。
そう、
既存物件での修繕ができなくなることです。(特に緊急のライフライン系の修繕です)
先ほどから話している漏水事故のこれにあたります。
ちなみに漏水事故は、住まわれている方の過失もありますが、
それ以外で圧倒的に多いのが、老朽化した配管の劣化に伴う漏水が多いです。
そのほか、トイレや排水管、またユニットバスの劣化(排水管の接続部、浴槽の割れ、等)により、漏水事故が起こります。
そして、その漏水事故は、
自室や階下では水漏れ被害が発生し、
また、原因となった部屋では、改善されるまで、水やお湯の使用を制限せざるを得ません。
その後、原因箇所の修理、被害箇所の復旧へと進みますが、
この対応はとにかくスピードが命です。
なぜなら、入居者の生活(ライフライン)が止まるからです。
ここまで来て、分かった人もいるかと思いますが、
そうユニットバスや給排水管の供給が不足する、ストップしてしまうとなるとどうなるでしょうか?!
〇直したくとも直せない?!
直したくても直せない!
この状況が起きたとき、現場で何が起こるか?
・両方のお客様から大きなクレーム(早く直せ!普段の生活がしたいだけだ!)
・賃料減額(不自由した期間どうしてくれるのか?
・損害賠償(被害に対してどう弁償してくれるのか?
・最悪の場合は退去(もうこの部屋には住めない!)
なお、退去となれば、そこからの空室期間、退去後のリフォーム費用、募集時に発生する費用等考えますと、軽く、数か月分の賃料がなくなります。
入居者さんの立場からすれば当然言いたくなりますよね。
そう、入居者さんには「モノがない」という事情は関係ありません。
生活できる環境を提供してほしい、それが賃料を支払う側の本音です。
なお、このリスクは、こうやって連鎖します。
戦争・災害・パンデミック
↓
工場停止・物流混乱
↓
設備・部材の供給停止
↓
修繕できない
↓
設備停止(ライフライン<お湯が出ない・水が使えない等>)
↓
更にトラブルに発展(クレーム・賃料減額・退去)
↓
賃貸経営上、収益悪化(大きなリスクになります)
今後も、同様のリスクは十分に起こり得ます。
〇「供給途絶(による修繕不能)リスク」とは!
私は個人的に建物リスクの中でも「供給途絶(による修繕不能)リスク」と考えています。
つまり問題は「壊れるリスク」ではなく、「直せないリスク」です。
戦争や災害、パンデミックによって部材が入ってこない。
その結果、「壊れているのに直せない」という事態が現実に起こります。
ちなみに早期に改善対応をしたいのに出来ない案件では、
毎年季節リクエストのエアコン交換対応があります。
あと大型連休中での対応。
等々。
これらは多少先が見えるので対応もできますが、
過去でも実は、それ以上に大きな案件が何度か起こっています。
例えば、
東日本大震災では、電気温水器の工場が被災し、供給が完全に止まりました。
また、コロナでは、海外工場の停止や物流の混乱により、給湯器や設備機器の納期が大幅に遅れました。
さらに今回の中東紛争では、戦争や資源不足の影響で、ユニットバスや配管、各種部材の供給にも影響が出ています。
これらはすべて同じ構造です。
このリスクが厄介なのは、修繕費の問題では終わらない、
むしろ、賃料補填・退去・空室による損失の方が大きくなるケースがほとんどです。
実際に、過去にも同様のケースは起きています。
起こった場合、修繕等の改善のコストはアップする(部材の値上がり等により)可能性も高いですが、まだ直せるのであれば、コストが高くても、
直すことにより、賃料補填、賠償、退去といった高額リスクを押さえられ、最終的にはコストが抑えられますが、
実際過去となると、さらにコストや空室損が膨らみます。
どうです、実際、賃貸管理運営上で、こういった「供給途絶リスク」が起こる事があります。
そう今回は、対岸の火事と思われた中東での紛争が引き金で、私たち日本において大きな影響(住環境において起こっているという事です)
ほんと、こういった社会の変化は何が起こるか分かりません。
〇このリスクを予防、回避するには。
では、こういったリスクを予防、できる限り抑えるためにはどうしたらいいのか?!そうこの社会変動に関係する突発的な事が原因としておこる、このリスク、どうヘッジするか?!
シンプルですが
・早期交換(壊れる前に対応する)
・判断の前倒し(「まだ使える」は危険)
・市況を見た工事判断(できるときに実施する)
★なお、今回のお話、設備だけでなく建物全体の修繕においても同じことが言えます。(劣化が進み補修等が必要な場合、現在、防水材や塗料不足もいわれており、同じようなケースとして考えられます。)

特に今の時代は、インフレや供給不安もあり、
「工事できる時が最も安いタイミング」になる可能性が高いです。値下げは見込めません。
そう、こういった、定期的なメンテナンスをすることで、コストを押さえ(これからインフレ等も合わさってどんどん費用はアップする、工事をする時が一番安いタイミングかも)、突発的なこのようなリスク、インパクトがあり、ダメージが大きいトラブルの発生を低くして、安定した賃貸経営をする確率を上げます。
〇まとめ
今回は、賃貸経営で、一番気にされるリスク管理において、
「壊れるリスク」ではなく 「直せないリスク」についてお話しました。
この「供給途絶リスク」は、見えにくく、そして社会情勢から、急にきてあっという間に影響を及ぼし、一度発生すると収益に大きなダメージを与える内容です。
そのため、修繕のタイミング、対応できる時にするというのは大事です。(余談ですが、先日室内リフォームの完成立ち合いに行きましたが、その部屋はユニットバスを交換しました。<するかしないかでオーナー様も検討されていましたが、するという判断を今回されたのですが、「もし先送りしていたらと思うと。。。」という話をしていたところでした。」

本当に、管理に携わる人間として最も対応に困るのが、この「直したくても直せない」供給途絶リスクです。今は起こらないことを願いながら、日々業務にあたっています。
現場では、今もこのリスクを意識しながら、一つひとつ対応しています。
そして、気づいた人から対策を始めています。
「トラブルを減らし、収益を守る管理」にご興味があれば、ぜひご相談ください。私自身の現場経験をもとに、実務的な視点でサポートさせていただきます。
それにしても、まだ落ち着かない世の中ですね。
中東情勢や資源問題が少しでも安定することを願いつつ、今日も現場で踏ん張ります。

それでは、また。
<トピックス>
こちらで、ご縁がありマンション管理についてメルマガ書かせてい頂ただいております。
また、マンション管理について(メルマガ購読、相談事)、是非ご参考にしていただけましたらと思います!!
〇メルマガ
〇相談事

クリック押して頂きますと順位が大きく変わります、確認はこちら!!