投票日当日なので特定の候補者や政党のことは書けませんので、ちょっと独り言を聞いてください。仕事がら数百人の音楽関係の友人知人がいますが、その中で日頃から支持政党や好き嫌い、考え方などをはっきり表明している人は5人(たった1%程度)くらいでしょうか。なんだかミュージシャンは政治と音楽を切り離すべきだと思っている人が圧倒的に多いようです。私が政治的なことを書いたり言ったりするようになってから、私の音楽を聴いてくれていた人も随分離れていった気がします。

これは健全で正常なこととは思えません。特に、ロックだ、反体制だ、ぶち壊せ!と言っていた自称ロックミュージシャンが政治的に何も発言しないのを見ると「なんだ、このへなちょこ野郎がっ!」と悪態をつきたくなったりするわけであります。がはは。しかし、政治的なことを職場や人間関係に持ち込まないことが常識的とされる日本では、私のほうが変人であるかの如く、扱われます。汗

この点アメリカはやはり健全だなあと思います。民主党を支持するミュージシャンたちが党大会で演奏し、共和党を支持する有名人が演説する。堂々と態度を表明できるのは羨ましい限りです。また「前回は共和党を支持したが今回ばかりは民主党だ!」と態度を変えても、これも自由。あくまで、その人の考え方であり選択です。ちなみに。これまで民主党大会で演奏してきたミュージシャンは、フリートウッド・マック、ブルース・スプリングスティーン、ステーヴィー・ワンダー、トム・ペティ―など錚々たる顔ぶれ。一方の共和党はクリント・イ-ストウッド、チャック・ノリスなど武闘派(?)がスピーチすることが多いようです。

私の知り合いのミュージシャンの中には自公政権を支持している人もいるし、彼らの考え方を否定したことはありません。ただ、俺は○○を支持する!いやあ、△△だ!私は□◇に入党するぞ! と自由に発言出来て、議論できるようになったら良いのになあと思います。そうならないと日本に本当の民主主義は根付かないのではないか? そんな気さえします。