第十三湯 気分はテルマエロマエ! 新島 湯の浜露天温泉 | 温泉ブロガーの絶景温泉探訪記

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コバルトブルーの海に囲まれた美しい白浜の島、新島。伊豆諸島の中ほどに位置していて、東西3.2km、南北11.5kmの縦長の島です。サーフィンを中心としたマリンスポーツが盛んな場所として有名ですが、温泉好きならば一度は絶対入りたい超絶景露天風呂・湯の浜露天温泉がある場所でもあるのです!古代ギリシャの神殿をモチーフにした素晴らしい造形美の露天風呂で、私もずっとこの温泉に入ることを夢見てきました!

 

大小6つの湯があり24時間利用可能のため、昼間の青空の下での入浴や、星空を眺めながらの湯浴みも楽しめるわけです。最上部にあるパルテノン神殿風の「展望の湯」、打たせ湯の「岩の湯」、集いの和み「神の湯」、のぼせ対策の「水の湯」、ロマンの「崖の湯」、そして夕日を望む「滝の湯」です。

 

画像は滝の湯で、10人前後は入れる快適な広さです。友達やカップル、家族で来ても楽しめる施設になっています。石造りの露天風呂で潮風とともに美しい新島の景色を堪能できることでしょう。


海岸線に最も近い場所にある崖の湯から思わずパチリ。5、6人は入れる位の広さで、新島港とのどかな海を湯船から眺めることができます。お湯は無色透明で泉質はナトリウム‐塩化物強塩泉。塩による肌へのパック機能で湯冷めしにくい効果があります。海水浴で冷えた体にGOODです。


やはり気になるのが最上部にある神殿風露天風呂「展望の湯」!新島を象徴する観光スポットと言っても過言ではないでしょう。画像右下部にある人面岩はモヤイ像と呼ばれる石像で、コーガ石という新島とイタリア・リパリ島でしか採掘出来ないという貴重な石で造られたものです。様々な造形のモヤイ像が島のいたるところに置かれ、島をアート色豊かに彩っています。このモヤイとは新島の方言で「力を合わせる」「共同で仕事をする」を意味しています。


ちなみにこの渋谷駅南口にあるモヤイ像は新島の東京都移管100年を記念して、新島から渋谷区に1980年(昭和55年)に寄贈されたものです。この他、蒲田駅にも別バージョンのモヤイ像があります。


石段を一歩一歩上がる度に気分は最高潮へ!柵の外側はすぐ崖になっていて、もろに海からの強風を受けるので注意が必要です。しかしながら自然の景観を活かしてここまでの建造物を作り上げた制作者の方には本当に感服してしまいます。


展望の湯にたどり着くと、予想以上の重厚な造りに驚きます。建物自体もコーガ石で作られていて、かなりしっかりしています。そこまで古くない建物なのですが、見るからに古代ギリシャ時代の権力者が湯に浸かっていそうな雰囲気に、勝手に浪漫を感じてしまいます。


湯船を見ると…湯が張られていない!!!!!まさに痛恨の極み。

調べてみると展望の湯は7月~9月の夏季のみ利用可能で、さらに7月下旬から8月の繁忙期以外は入湯は日によりまちまちということ。つまり7月上旬から中旬にかけての期間と9月は、確実に入湯出来る保証はないということになります。どうしても入りたい方は観光協会などへの事前の確認が必須になります。他の湯船には季節に関係なく入浴できますのでご安心を!


湯は張られていないながらも、展望の湯からの眺望は想像以上の絶景です!

美しい海岸線や岩礁が見えます。これだけの景色ですから、入湯出来たら長湯しそうですね~。離島の温泉は綿密な旅行計画と入浴の可否などの事前の確認、そして天候状態といった運も必要になってきます。通常の温泉よりは色々と準備が大変ですが、感動も人一倍大きいので是非トライしてみて下さい!


湯の浜露天温泉(ゆのはまろてんおんせん)

24時間利用可能(ロッカー、シャワー各100円)混浴・水着着用

入湯料 無料

新島港から徒歩5分