
中学校へ入学した時135㎝だった身長が卒業した時は約160㎝、それも中2の後半から3年の前半に一気に20㎝以上伸びたのです

ゆっくり伸びてくれたのならよかったのですがこの伸び方が災いしました

身体の器が一気に伸びた事で内臓の間隔が大きくなった、それに血管が付いていけず細く伸びてしまい血流が悪くなり自律神経が働かなくなって毎朝頭痛で朝起きれなくなってしまったのです

高2の秋にとうとう学校へ行けなくなりました
総合学科の高校でしたので欠席が続き単位が足りなくなり今の学年で3年まで上がり1年余分に足りない単位を取りに学校へ行くか、留年し2年をやり直すか、息子は吹奏楽部をまだ続けたくて留年を選びました
留年した年も頭痛は続きました
病院巡りし行き着いた2次病院でこの病気は身長の伸びが止まって1年位で症状はゆっくり治まってくる、23歳迄には回復するので気長に向き合っていきましょうと言われ息子の将来を思ってあの頃は毎日泣いていました

低気圧で体が左右されるので夏は体調良く同い年の部員が引退した後の夏休みの吹奏楽の演奏会の舞台に久々に息子が立てました

その演奏会で後輩がテトラポットに落ちた仔猫を助けて貰い手なく高校の側の公園か、高校でこっそり飼おうかとなったので息子がうちへ連れて帰ると手をあげ連れて帰ってきたのが「おんぷ」です

あれから5年、高校を転校し2年ですべての単位を取得し卒業

専門学校へ2年間、今年の春に卒業しました

体調と相談しながら通学し最近やっと体調も落ち着きあれだけ起きれなかった朝も今はすんなり起きてきます
今は夢に向かってバイトしながら養成所に通っています

相変わらず気圧には敏感ですがあのひどい状態になる事はありません
おんぷは息子の辛い心の支えになってくれました

その為に神様が授けてくれました

息子の病名は「起立性調節障害(OD)」
怠け病と言われることが多く治す薬はありません
思春期の子供達に多い病です
でも23歳過ぎてひどい症状のままの人は見た事ないと先生が言ってました
その通りだと実感しています
周りに理解されず辛い日々を 過ごされている方や今もその病に苦しんでいるお子さんがいる方にこの病は治るんだよと伝えたい
やっとそう言える日々が来たんだなと今の日々に感謝しています
周りの人も今辛い本人に「頑張れ!やる気の問題だ!」とは言わないでくださいね(私は言ってました
)

息子へ
23歳のお誕生日おめでとう

これからも応援しています
