昨日は、新築住宅の完成見学会に行って来ました。
私も参加している、郊外楽園プロジェクトを主宰する山岸さんが設計した家です。
コンセプトは、”天からの恵みを使う家”です。
太陽光や雨水という、タダで使える天の恵みを効率良く利用するエコハウスです。
屋上には太陽熱温水装置が設置されています。
太陽光発電パネルではありません。
まだシートが掛けられたままでしたが、これは雨水タンクです。
屋上に降り注いだ雨水を貯水して、生活に利用するのだそうです。
内装には天然木がふんだんに使われていて、とてもいい香りが漂っていました。
自然素材で造られた家は、安らぎを与えるのはもちろんのこと、入った瞬間から空気が新鮮です。
普通の新築住宅にある、ケミカルな匂いや漂うものがありません。
去年の震災以来エネルギー政策の数々の欺瞞が噴出して、我々の生活にも色んな影響を与えています。
あれほど急速に普及していたオール電化は少し鳴りを潜めたようです。
オール電化というシステムがなくなったわけではありませんが、震災までのあれは、原発推進のためのものだというのが、世間に知れわたってしまったため、過度なキャンペーンは終わりました。
しかし、人間という経済動物は愚かなもので、これからも形を変えながら、表向きエコビジネスという手法で、何らかの環境破壊を続けるのではないだろうか・・・?
太陽光パネルを設置して売電しても、買取コストは最終的には他の利用者が負担するわけです。
また、パネルなどの高額なシステムを設置しても壊れるまでに元が取れるのかもわかりません。
本末転倒というか、一体誰のためにあるのか、誰にメリットがあるのでしょうか。
まず、本来の受益者であるべきユーザーではないことは確かです。
そう考えると、この”天からの恵みを使う家”は素晴らしいです。
最先端を行くロウテクと呼びたいくらいです。
あと特記すべきは、壁の最上部に、横引きに設置されたビニールホースから水を垂らし、壁を濡らします。
もちろん外壁も、シラス壁という天然素材ですが、夏場はその気化熱で家を冷やして、極力エアコンを使わずに暮らせるということです!!!
やはり住宅というのは、経済政策と連動して、大資本主導で効率良く工業製品として市場に供給され、丁寧にわかりやすくカタログ販売されるようなものではなくなるべきだと思います。
住まう人と、造る人がじっくり話し合って、できる限り余計なコストを省いて、心豊かに暮らせて、子や孫にまで受け継がれるような丈夫な家を造りたいものです。
何がうれしくて、テレビコマーシャルなどの、莫大な広告費の一部を負担する家を買うのかがよくわかりませんが、ブランド好きの日本人の特徴でもあるのでしょう。
やはり家は買うものではなく、建てるものですよね!!