(掘削工事中)
5年程前に住居内の改装工事をさせていただいたお客様からのご依頼で駐車場の拡張工事を行うことになりました。
(土のすきとり後、砕石を撒いて転圧)
大学生の息子さんが自動車に乗るようになったので、これまで1台駐車していたところにもう1台置けるようにしたいということです。
2台置いてもまだまだ広い庭があり羨ましいです。
(ワイヤーメッシュを敷き詰めて、真ん中に伸縮目地を設置)
(土間コンクリート打設)
(コンクリートのコテ押さえが終わり、数日間養生です)
(before:左の石貼りの花壇は半分以上カット)
天気も快晴で、水仙の花と何の木だか分かりませんが樹木の黄色い花がとても綺麗で、庭先の小さな春の景色に心が和みます。
しかしびっくりしたのが生コンの値段です。
去年の秋頃以来だったか・・・?、久しぶりに生コンを発注したのですが、かなり値上がりしていました。
2年以上前からしたら倍ほどに値上がりしています。
我々のようなリフォーム工事程度だったらそう大きな問題でもありませんが、生コンを何万立米とか使うようなビル建築となるとただ事ではありません。
相当なコスト高となります。
世の中デフレ経済下で、もうかれこれ30年近く賃金も物価も上昇せず苦しんでいますが、生コン業界は強気ですね!
組合が息を吹き返したのかな?
結構最近のことだったと思いますが、労働組合の関西生コン支部が弾圧まがいのいざこざを権力側からやられているような報道を何かで読んだような覚えがあります。
いろんな業界の労働組合が無力化していて、連合なんてどっち向いてるの??・・・と突っ込みたくなるようなご時世ですが、関西生コンは闘っているんでしょうね。
あの有名な労組関西生コン支部のドンと言われる武さん、頑張っているんでしょう・・・。
あまり詳しいことは知りませんが、このご時世にこの値上がり幅とこの値段ということから想像するとそういうことなんだろうと思います。
資源の乏しい日本国内で、セメントは数少ない100%自給自足できる鉱物資源のはずです。
だから生産コストは安定しているはずなので、最終的な製品としての生コンクリートのコストで大きく変動しそうな部分といえば人件費ぐらいでしょうね。
つまりは生コンミキサー車の運転手さん達の組合の関生支部が頑張っているのだろうという結論になりましたが、実態は如何に?
我々請負工事業者側から見ると値上がりはノーサンキューと言いたいところで、やめて欲しいのですが、社会全体として考えると日本経済の底上げでもって広範囲の物価上昇なら大歓迎です。
早くそうなると良いのですが、現状は厳しいですね・・・。
だから余計に生コンの値上がりを知ってちょっと考え込んでしまいました・・・。
物事は立場や方向や基準によって見方は変わりますが、俯瞰的に考えて見た次第です。