先日、23日の祭日に用事があって京都まで出かけたのですが、
ちょうどシーズン真っ盛りという感じで紅葉がとても綺麗でした!
天気も良く、心地良い日和であまりにももったいないので用事を済ませてぶらっと散歩をしてきました。
上の写真は歩きながら歩道から観られた東本願寺の庭園です。
最初に行ったのは堀川通り沿いにある西本願寺です。
しょっちゅう車では横を通り過ぎるのですが、足を踏み入れた事はありませんでした。
本堂の立派な屋根のいぶし瓦がお日様を反射してとても綺麗でした。
この日は何やらイベントが行われるらしく、ゾロゾロと人の行列
がひっきりなしに続いていました。
近づいてみると、全国門徒総追悼法要というのが行われるというのがわかりました。
要は各地の檀家さん達がバスで集団で秋の法要に訪れたということですが、すごい人数でした!!
それで、私も檀家さん達に紛れて本堂の中に入って畳の上にあぐらをかいて厳かな雰囲気を感じ入っていました。
浄土真宗本願寺派の本山という威厳を感じながら、しばらく居ると・・・
ちょっとびっくり!!というかなんかイメージを覆されるほどのポップな情景が目に耳に心に・・・!!
本殿内部の中央部に起立したまま勢揃いした檀家の方達が、エレクトーンの伴奏に合わせて歌い出しました!!
歌詞の内容は分かりませんでしたが、親鸞聖人の御言葉とか教えとかそういったことなのではないかと思いますが、とにかく曲調がメジャーな旋律でリズムが軽快で私のイメージを覆すものでした!!
そのまま聴いていると、だんだんとみんなが体を揺すり始めてゴスペルに変わっていくのではないか・・・?!!
などと身構えてしまいそうな程びっくりでした!!
仏教からイメージするものとは違っていました!!
もちろん私の勝手なイメージですが・・・・。
そんなこんなで、天気も良いしこのまま歩いて東本願寺にまで足をのばしました。
こちらも同じように秋の法要が行われているようでした。
こちら東本願寺でも、檀家さんに紛れて本堂の中にお邪魔しました。
こちらではポップな合唱などは無く、大きな厳かな仏壇の前で大勢の仏僧達がお経を唱えていました。
まさに私がイメージしていた仏教寺院のオーソドックスな法要といった感じでした。
しかし本堂の建物内部の造りなどはどちらもそっくりでした。
どちらかというと西本願寺の方がいくらか仏殿の周りや行燈がきらびやかで派手な感じでした。
あと、畳の敷き方がそれぞれ逆でした。
西が横で東が縦でした。
つまり、西は畳の縁が本堂正面から見ると左右に流れていて、東は本堂正面入り口から奥の仏壇の方へ縦方向に流れていました。
どちらも日本を代表する寺院だけあって立派なものでした。
地元の人は、お東さん、お西さんと呼びますね。
どちらも開祖は親鸞聖人で浄土真宗です。
しかし宗教法人としては別で、西は浄土真宗本願寺派本願寺で、東は真宗大谷派本願寺です。
キリスト教で言うとカトリックとプロテスタントみたいなものですかね?
晩秋の澄みきった空の下、とても穏やかな南無阿弥陀仏なひと時でした!!