急遽、病院に行って来ました。
昨日から腹と背中、特に腰が痛くなり、昨夜は眠れませんでした。
また、血尿が出る様になり、身体中に発疹も出来、痒くてたまりません。
今朝になり、少しは回復するかと思ってましたが、悪くなる一方で。
腹から腰にかけて大きく膨れ上がる様な、熱い痛みで、我慢出来ずに病院に電話しました。
「すぐ来れますか?」と、看護師さん。
「ん~。1時位になります。」と、俺。慌てて支度をしました。
そして、
授業が午前中で終わり、給食も無く帰って来る娘が気になりましたが、もと妻に連絡して預かってもらう手配をして、ドアに手紙を貼り付け、出かけました。
太陽にジリジリと焼かれながら、病院に着き、受付をすませる。
診察を待つ間に体温と血圧を測る。
38.4度体温がありました。暑いから、自分が発熱してる事にはまるで気が付きませんでした。
結局、2時過ぎまで待たされて、受診。鎮痛剤は麻薬系を処方されました。
ついに来たか…。これが、最後のカウントダウンなのかな。
父方の祖母も大腸ガンで亡くなっており、最期まで付き添っていた母が、
「薬のせいで夜中に幻覚を見るらしく、訳の分からない事をわめいて、全然眠れないの…。」と二十歳を超えたばかりの俺にこぼしていたのを思いだしました。まあ、今回は様子見で、そんなに強い麻薬ではないようですが。
本当は、入院して薬を試すと言われたのですが、今はそんな余裕はなくて。
何で余裕が無いのか?
ここからは、元妻の話。
昨日、元妻が買物をした物を持ってやって来ました。
その顔を見て、悪い事が起こってると、すぐに分かりました。
「私、入院する事になった。」
出来る限り平静な顔をして、元妻が話し始めた。
「昨夜、店で働いてたら、急に下腹が痛くなって、思わず下を向いて手で抑えて、丁度その時お客さんに話しかけられてそっちを向いたら、眩暈がして立っていられなくなったの。」
そのまま店は閉めて安静にしていたらしいが、眩暈は収まったが、痛みは続き、一夜明けて消化器内科に行って来たらしい。
「CTとレントゲンで検査したら、ん、大腸にポリープが見つかったの。」
ああ、神様!
まさか元妻までガンじゃないよな⁉
幸いその他の臓器には異常はなさそうとの事。
ん~…。
数年前に子宮頸がんが見つかり、そちらは順調に治りつつある元妻だけど。
ああああ!
神様、神様、神様、神様。
どうかお願いです!
元妻を助けて下さい‼
お願いします、お願いします、お願いします。
神様!
いや、悪魔だっていい!
俺の命をくれてやる‼‼
元妻、心の妻がガンじゃありませんように‼
早期発見だから、早期発見でしょ?
…頼むから。
大体、両親がガンで倒れるなんて…。
子供達はどうすりゃいいんだ‼‼
上の子は二十歳すぎたから、なんとか生きて行けるだろうけど、下は。
まだ中3で、高校受験を控えてるってのに。
ううう。
俺の家族に何でこんなに試練が降りかかるんだ⁉
ああ、
ああ、ああ、ああ、ああ。
来週、入院して内視鏡で細胞を採取、その結果で手術になる様で……。
夏休みに入るから、娘を連れて行くかなあ。
我が家族の常で、不安な気持ちは一切見せず、たわいもない話で笑い合い、それとなく親に何かあった時に必要になる物の保管場所を、娘に伝えました。