放送作家の小野高義です

 

きょうから

再びリーグ戦が再開しました

潮目が変わる交流戦

ではありますが

交流戦前と今とで

順位の変動は思ったほどなかったようです

 

交流戦で覚醒したMVP

水谷瞬選手は

きょうも2安打2打点

1点リードされた9回裏にタイムリーを放って

チームを引き分けに持ち込みました

水谷選手の場合

もはや

交流戦とか関係なく

ただただ覚醒した

ということが

改めて証明されたような活躍です

 

  ◇

 

そして

交流戦で1点しか取られなかった高橋宏斗投手は

きょうも

首位広島を相手に

7回無失点の好投で

防御率を0,49

としました

投球回数が55

規定投球回数が

ドラゴンズの消化試合数68

まで

あと13回

 

今年はキャンプでフォームを崩して出遅れましたが

5月に復帰して以降はローテーションを守っていて

 

おそらく

7月後半か8月くらいには規定投球回数に達するんじゃないか

 

と思われます

 

このペースでいけば

規定投球回到達時に

防御率0点台

ということも十分に考えられ

 

なんならそのまま

シーズン終わりまで

防御率0点台でいけるんじゃないか

 

っていうくらい

今年の高橋宏斗投手はいいです

 

  ◇

 

防御率0点台は

 

戦後2リーグ制になってからの達成者は

 

1970年の村山実氏 (0,98)

しかいません

 

1956年

稲生和久氏の1,06

 

1959年

またしても村山実氏の1,18

さらに

1962年に村山実氏がここでも1,20

というのがあって

 

それに続くのが

2023年

つまり昨年の

山本由伸投手の1,21

 

ってことになります

 

ちなみにこれに続くのが

2011年の田中将大投手の1,272

2013年にも田中将大刀子で1,273

 

ベスト10を並べてみますと

 

1村山実 0,98

2稲生和久1,06

3村山実1,18

4村山実1,20

5山本由伸1,21

6田中将大1,272

7田中将大1,273

8金田正一1,29

9別所毅彦1,33

10島原幸雄1,36

 

とこんなかんじになりまして

 

こう並べてみると

 

投高打低が甚だしかった時代の昭和の大投手が並ぶ中にいる

山本由伸投手と田中将大投手は

驚異的だな

 

と改めて思いますが

 

その夢の防御率0点台に

 

まだ21歳の若者が到達するかもしれない

 

というのもなかなかに夢があります

 

  ◇

 

しかし

防御率0点台を射程圏内におさめているのが

高橋宏斗投手だけではなく

 

 

そう

今年ノーヒットノーランを達成した

大瀬良投手が

規定投球回に達していて

未だ防御率0点台

 

さらに

2位の才木投手も

ここ数試合の無双ぶりを続ければ

 

防御率0点台に手が届きそうなところにいます

 

ちなみに

パ・リーグも防御率1点台が3人

しかし

 

バッターの方に目を向けると

 

規定打席に達した3割打者が

 

セ・リーグもパ・リーグも

二人ずつしかおらず

 

投高打低の傾向が色濃く出ています

 

こうしてみると

 

近藤選手の打率351というのは

ちょっと前の4割くらいの異常さではないか

 

とも思えますが

 

交流戦以降の水谷選手は

それ以上の異常な打率を残してる

ということでもあり

 

 

もう

こうなったら

打率4割と防御率0点台が同時に出現する

尋常ではないプロ野球

というのも楽しいかな

 

なんて妄想も広がる関東梅雨入りの夜なのでした

 

というわけできょうはこのへんで

小野高義でした